アイコン アップル/サムスン製品の恒久的販売差し止め申請へ12月6日に審問開始

<サムスン完敗どころではない>
 米連邦地裁判事は28日、アップルが、韓国サムスン電子のスマートフォン(多機能携帯電話)について、恒久的販売差し止めを申し立てた場合のヒアリング日(審問日)を12月6日に設定した。
アップルは27日、米国での販売差し止め仮処分を申請する機種として8機種を選んだが、終局的販売差し止めを求める方針を示していた。

<スマホ業界の訴訟リスク>
スマホのハードウエア事業でアップルに対抗できる企業はほとんどなくなった今、LG電子、レノボ・グループ、ソニーは「訴訟、デザイン、経費面の圧力が大幅に増し、競争力が一段と落ちる恐れがある」とし、「結果的に、サムスンが、アップルに対抗できる唯一のメーカーとして引き続き成功を収める」との見方もある。(恒久的販売差し止めが認められれば、サムスンの優位性は崩壊し不可能)
アナリストは、今回の評決を受け、スマホ特許をめぐる訴訟が今後さらに増えるとの見方を示している。

<注目されるマイクロソフトのウィンドウズ8>
アップルは、サムスン製品の一部販売差し止めを地裁に要請。投資家の間ではスマホ市場でアップルの優位性が高まるとの見方が広がっているが、アップルの勝訴がマイクロソフトやグーグルの追い風になるとの指摘もある。
グーグルの携帯端末向けOS「アンドロイド」がアップルの次の訴訟のターゲットになるのではないかと指摘されている。
しかし、訴訟が起きればグーグルは、アンドロイドに大幅な変更を加え、将来の訴訟のリスクを減らすと予想。イノベーションを続ける企業が真の勝者となるとしている。(それだけの資金と開発力を持つ企業だけが生き残る)
マイクロソフトとノキアは「ウィンドウズ8」(アップルからけなされる可能性低い)搭載の新型スマホ「ルミア」を発表する見通し。米国での通信会社はベライゾン・コミュニーケーソションズとなる見込みとなっている。

<部品業界>
サムスンとの関係を続ければ訴訟リスクが増えると判断した部品メーカーが、ウィンドウズ陣営に鞍替えする可能性があると指摘している。
サムスン製品の販売差し止めは認められる公算が大きく、サムスンは特許侵害が認定されたスマホの販売ができなくなる。

<今後のアップル>
新型「iPhone(アイフォーン)」や以前から発売が予想されているスマートテレビ「iTV」がアップルの成長の原動力になると予想している。
以上、ロイターの記事参照

以上により、サムスンに関わるリスクが、今後飛躍的に拡大する可能性が高くなっている。こうした専門家やアナリストたちの見解が増加すれば増加するほどそのリスクが判決まで続くことになる。恒久的販売差し止めともなるとグーグルのアンドロイドでは、リスクや開発コストも控え戦いならなくなる。
ハゲタカのムーディーズは、GDPの46%以上を占める輸出企業の代表格であるサムスンのこうした現状を踏まえた上で、韓国国債の格付けを上方修正している。

[ 2012年8月29日 ]
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