アイコン スシロー81%の株を英ペルミラに786億円売却/ユニゾン・キャピタル

回転すしチェーンの最大手「あきんどスシロー」の株式81%を持つ投資ファンドのユニゾン・キャピタルは24日、保有する全株を投資ファンドの英ペルミラ系列のコンシュマー・エクイティ・インベストメント・リミテッド=CEILに売却すると発表した。
譲渡価格は約10億ドル(約786億円)、9月28日に株式を譲り渡す。

スシローの平成23年9月期の売上高998億21百万円、営業利益44億69百万円、経常利益44億50百万円、当期利益9億79百万円、総資産299億98百万円、純資産110億86百万円、資本金58億01百万円、資本剰余金(=出資金の一部)26億99百万円、利益剰余金24億88百万円(利益の蓄積額)。・・・ユニゾンは今回の株売却で莫大な利益を上げたことになる。

ユニゾン・キャピタルは、コバレントマテリアル(株)(旧、東芝セラミックス)の経営陣によるMBO(マネジメントバイアウト)を実施して東芝グループから独立に際し出資。また、破綻寸前のUSENからUCOMを取得し再生中、MISTER MINT(靴リフォーム)、旭テック(鍛造品)、昭和薬品化工など手掛けている。

ペルミラは英国に本拠を置くヨーロッパ最大手のPE投資会社、前身はシュローダー・ベンチャーズ、年金基金や機関投資家から約200億ユーロ資金を集め、世界各国の企業や金融機関に投資している。

スシローは現在385店舗展開、顧客満足度も№1、業界売上№1に輝いている。元々大阪のすし太郎が、前身で清水兄弟が経営していた。その後一部ゼンショーに株売却、その後の2008年ユニゾンが資本参加。ユニゾンは、ゼンショー株など引き取っていた。創業者の1人清水義雄氏が残りの株所有者と見られる。社長の豊崎賢一氏はすし職人あがりとしてスシローの番組によく登場するが創業者ではない。


 

[ 2012年8月27日 ]
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