業務用家具のオリバー/第3四半期 増収増益へ
ホテルや飲食店・医療・老健施設の椅子・テーブル・家具を展開するオリバーの業績動向は、そのまま飲食業の景気動向にも通じており注視する必要がある。
同社の第3四半期は、家具・インテリア事業は、医療福祉市場での大幅な売上増加により、売上高は155億45百万円(前年同期比13.7%増)、営業利益は16億30百万円(同37.4%増)。
部門別では、1、オフィスインテリア部門は、環境適応商品の営業推進に努めました結果、売上高は30億14百万円(同0.5%増)。
2、店舗インテリア部門は新規顧客開拓に努め、売上高は32億64百万円(同16.1%増)。
3、施設インテリア部門は、医療・高齢者施設の新築案件、児童福祉法の改正に基づく子育て支援事業拡充により、売上高は75億29百万円(同30.8%増)。
4、ホームインテリア部門の売上高は、5億94百万円(同21.8%減)となったとしている。
ホテルや料飲食店向けは伸びてはいるが、同社の売上高の比率が、いつのまにか、老健施設や医療施設の売上高が半分あまりを占めるようになっているとは知らなかった。同社は別注家具より、業務用の自社カタログ品の販売を主としており、営業力と時流に乗り、増加させてきたのであろう。(ホテルの内装は建築するゼネコンが取り仕切るケースが殆どなり予算がないが、老健施設や医療機関はオーナーや設計がまだ力を持ち家具等は特に指定が多く入り、予算もある。・・・指定における設計へのバックマージンも必要かと思われるが・・・)
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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11年10月期第3四半期
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15,799
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1,555
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1,642
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713
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12年10月期第3四半期
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17,563
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2,004
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2,200
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920
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前年同期比
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111.2%
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128.9%
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134.0%
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129.0%
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12年10月期予想
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22,320
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2,210
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2,390
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1,100
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11年10月期実績
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20,445
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1,802
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1,938
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858
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10年10月期実績
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19,023
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1,462
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1,538
|
689
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09年10月期実績
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18,306
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1,484
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1,580
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244
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今期予想/前期実績比
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109.2%
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122.6%
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123.3%
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128.2%
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[ 2012年8月27日 ]
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