アイコン 中国/繊維製品の輸出量11ヶ月連続減少 コスト上昇で終わっ

海外市場ニーズの持続的な低迷やコスト上昇などを背景に、中国の紡績品や服装などの輸出額は、今年上半期に比べ更に減少し、第3四半期(7月~9月)に入って以来状況の悪化が続いている。
 今年の服装の輸出が厳しく、中国税関の8月のデータによると、服装の輸出量が▲1.8%となり、11ヶ月連続のマイナス成長となった。

中国服装協会の陳常務副会長は、「国内生産コストの上昇は、服装の輸出に大きな影響を与え、毎年20%~30%という高度成長の時代はもう二度と来ない」と語っている。

中国の輸出における分類は、「紡績製品,ゴム製品,鉱産物製品」で括られ、繊維だけでは不明であるが、2010年期は2191億08百万ドル、2011年は3196億00百万ドルで2011年期は前年期比28.3%の高い伸びを示していた。輸出割合においても全輸出高の16.8%を占めている。

中国における労務費の高騰の影響は、すべての産業のコストを押し上げ、原材料の急激なコスト上昇も引き起こし、価格競争力は、それだけ減じることになる。
また、アメリカが是正を要求し続けている元相場が高くなれば、更に競争力はなくなる。繊維製品は特に、製造コストに占める工賃ウエイトが高く、中国より低賃金のベトナムやバングラデシュ方面へ外資工場や買い付けは流れることになる。
歴史が繰り返されているだけ。
記事参考:チャイナ・ラジオ
 

[ 2012年10月25日 ]
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