アイコン 反日デモ/胡錦濤共青団派が太子党との次期政権人事権争いに利用 

日本による尖閣諸島の国有化に反発し、中国全土に広がった反日デモは、共 産党政権内で胡錦濤国家主席に近いグループが主導したとの見方が強まっている。官製デモを日本への圧力に利用すると同時に、胡氏を引き継ぐ太子党の習近平 国家副主席に近いグループ(=太子党・・・親が共産党実力者)との党内人事抗争で優位に立つ狙いがあったとされる。

 北京や香港在住のジャーナリストや研究者でつくるグループが、9月下旬から党関係者への接触やインターネット上の情報収集を通じ、デモの背景を分析して文書にまとめた。

 グループに所属する北京の作家は「西安や四川省、広東省などデモが拡大した地区の共通点は、現地の党組織のトップが胡氏を支持する共産主義青年団(共青団)グループに属していることだ」と指摘する。
 
共青団は、党内の若手エリートで構成し、胡氏も所属した組織。胡氏は共青団から地方の指導者を登用し、党内基盤を強化してきた。
 放火や襲撃のあった西安や、日系デパートが襲われた四川省は共青団の牙城とされ、トップは共青団での執務経験が長い。北京にデモ隊を派遣した河北省トップも共青団の元幹部だ。・・・と北京発の北海道新聞が掲載している。

 中国の報道では、反日デモの破壊活動は、江沢民一派の最後の戦いに反日デモを利用して大会を遅らせ、一派が再構築をはかる動きではとも報道されていた。しかし、実力者薄氏の失脚は既成の事実となっていた。中国艦隊をいつまでも動かしており、一連の反日の動き(暴動デモ・日本製品ボイコット・全量検査・ビザ遅滞・IMF総会欠席)は組織的に継続して行われており、胡錦濤と胡錦濤に呼応した共青団が主導したものとする見方が事実に近いものだろう。

 

[ 2012年10月12日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   

↑トップへ

サイト内検索