アドバンストラフィックシステムズ/女性SE過酷勤務死亡 賠償命令
情報処理システム会社の福岡事業所に勤務していた福岡市のシステムエンジニアの女性(当時31歳)が急死したのは過酷な労働(月127時間の残業)が原因と して、両親が同社合併後にできた「アドバンストラフィックシステムズ」(本社・東京)に対し、慰謝料など計約8200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が 11日、福岡地裁であった。
府内覚裁判官は「死亡と会社の業務との間には因果関係がある」として、同社に計約6800万円の支払いを命じた。
業務用のSEやプログラマーの仕事は残酷である。相手社の仕事が終わってから、作業に入ることが多く、会社によっては暑い夏でも夜は冷房が切られ、冬であれば暖房が切られる過酷な環境の中で仕事にあたっている。自前の事務所では、作成するのに残業の山となる。
一時は持て囃されたSEやプログラマーも今では、企業間の受注競争も激しく、費用節減で残業も頭打ち(15~20時間)が当たり前、作業は深夜まで過酷な作成作業を毎夜続けている。
労基署は全国のIT企業の労働環境を、社員などのヒアリングやタイムカードなどを基に一斉に調査すべきだ。
[ 2012年10月13日 ]
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