アイコン 富士重工/経産省+NEDOから補助金不正受給計8億円

経済産業省は31日、平成24年2月20日に公表した富士重工業による補助金等の不 正受給について、実態把握をすすめ、今般、調査が終了したため、富士重工業に対し不正受給を行った補助金等(総額2億9,557万5千円)を返還させると ともに、2013年1月31日から2014年8月30日までの19ヶ月間の補助金交付停止等の措置を講じた。

経産省の調査結果:
平成18~22年度にクリーンロボット部が当省から受託等した清掃ロボット等の開発等の事業(補助金等受給総額314,711千円)において、架空取引や水増し請求等により、295,575千円の不正受給が行われていたことを確認した。
なお、事業の成果物である清掃ロボット等は確かに開発されていたものの、受発注書や作業記録等に改ざんが行われており、関連書類の信ぴょう性の立証が不可能であったため、大半を不正受給とみなした。

<経済産業省不正受給案件>
補助金の不正受給案件は、産業技術実用化開発事業費補助金(サービスロボット市場創出支援事業)、戦略的技術開発委託費(次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト)、産業技術人材育成支援事業(産学の共創にもとづく自律的機械技術者基礎能力育成のための総合教育プログラムで行われ、経済産業省事業合計は、受注額314,711千円、うち不正受注額295,575千円(不正受給率:93.91%)。

<NEDO不正受給案件>
また、 (独)新エネルギー・新産業総合開発機構(NEDO)の案件では、次世代ロボット実用化プロジェクト(実用システム化推進事業)、次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト、生活支援ロボット実用化プロジェクトについて、受給額626,813千円、うち不正受給額507,021千円(不正受給率:80.88%)。

<金は天下の回り物、タマタマ挙げられた>
 官庁の予算消化方式によるタレ流しの賜物、たまたまチェックがなされ、タマタマ挙げられたのだろう。天下り法人も、徹底的に調べてもらいたいものだ。しかし、調査担当官が調査相手先に、いつ天下りとしてお世話になるかわからず、なぁなぁで終わらせているのが殆どだろう。
三菱の巨額不正受給はタレ込みであった。今回はどうだろうか。チェック機能などないのかもしれない。まさか全省庁が全部会計検査院(エリート過ぎて殆ど実務能力なし)に任せているのではあるまい。

[ 2013年2月 1日 ]
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