アイコン オリバー執行役員による不正操作発覚 約3億20百万円

同社10月30日、当社従業員による不正行為があったと発表した。

同社の当社執行役員(元)が、複数の会社との間において、実体の無い取引の売上計上及び仕入計上を行っていたことが判明した。

本件については、当社にとって売掛金の回収予定がある会社より、支払うべき金額以上の債権を有するとの指摘があり、かつ、その指摘のあった日より執行役員の所在が不明となったことから、当該取引に不審な点があるとの疑いを抱き、執行役員の関与する取引の状況を確認したところ、執行役員の供述は得られないものの、実体の無い取引があるものと判断した。

本日現在において、本件に関連すると思われる未決済の売掛金及び買掛金の概算額は、それぞれ2億68百万円、53百万円であるが、これらの金額を含む当該不正取引の当期連結業績等への影響額については現在調査中としている。過去の買掛金を支払い、その資金をバックさせ、懐に入れてない限り、地獄のノルマ達成の処理とも思われる。もしも金をバックさせていたら、かなり前まで調査を遡る必要が生じることになる。

店舗や施設家具インテリアを扱う同社などは、営業担当者が、発注・仕入・納品・売上管理まで担当することから、こうした不正経理が発生する恐れが高い業種である。同社にあっては、内部牽制制度の忠実な実行が求められよう。

[ 2012年10月31日 ]
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