アイコン 11月の首都圏の分譲マンション販売▲13.3%減 3ヶ月連続減 

不動産経済研究所によると、11月、首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県)で発売された新築のマンションの戸数は、合わせて4,177戸、前年同期比▲13.3%減少し、3ヶ月連続のマイナスとなった。
これは景気の先行きに不透明感が広がっていることなどから、販売業者が高価格で売れ行きが鈍い都心部のマンションの発売を抑えていることなどによるもの。

また、先月発売された新築マンションのうち、契約につながったのは合わせて2875戸と契約率は68.8%にとどまり、平成21年12月以来、2年11ヶ月ぶりの低い水準となっている。
不動産経済研究所は、さまざまな景気指標が相次いで下方修正されていることなどから、マンションの購入を今しばらく見送ろうという人が増えている。当面は、郊外で価格が安いマンションや都心部でも面積が小さい部屋の発売が増えそうだとしている。

着工件数から見ると、着工した場合は即販売開始できるが、中規模マンションの場合、完成までには1年~1年半かかる。最近の着工件数は昨年9月位(東日本大震災の影響から着工を控えたものと思われる)から前年度で落ち込んでおり、本年の1~10月までの累計着工戸数は1.2%の微増となっている。

首都圏の分譲マンション着工状況
 
2010年
2011年
対前年
戸数
同月比
戸数
同月比
戸数
同月比
1
4,907
-18.4
6,411
30.7
5,275
-17.7
2
2,272
-58.4
5,454
140.1
6,950
27.4
3
3,494
-26.2
4,918
40.8
4,853
-1.3
4
6,022
55.0
6,770
12.4
7,194
6.3
5
2,410
-22.8
7,393
206.8
6,383
-13.7
6
2,901
37.6
5,581
92.4
4,288
-23.2
7
2,574
-3.1
5,322
106.8
6,576
23.6
8
3,236
13.2
7,190
122.2
6,027
-16.2
9
6,897
216.4
4,509
-34.6
5,186
15.0
10
4,744
196.1
3,933
-17.1
5,437
38.2
累計
39,457
14.0%
57,481
45.7%
58,169
1.2%
11
5,779
155.7
6,630
14.7
0
 
12
6,136
94.0
4,784
-22.0
0
 
合計
51,372
28.3%
68,895
34.1%
58,169
 
 
[ 2012年12月14日 ]
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