不正SIM貸出の(株)アッシー(川崎市)/被害額は10億円超
電話番号などが記録されて携帯電話を使うときに必要な「SIMカード」が違法に貸し出されたとされる事件で、このSIMカードを利用した携帯電話による振り込め詐欺などの被害や相談は、金額にして全国で10億円以上に上っている。
大分地方検察庁は13日、違法に貸し出した携帯レンタル会社の(株)アッシー(川崎市)とその経営者の内田義康被告(32、渋谷区)を、携帯電話の不正利用防止法違反の罪で、起訴した。
起訴状などによると、内田被告は今年10月、東京・渋谷区にある会社の事務所で2回に渡り、SIMカード11枚を相手の名前などを確認せずに違法に貸し出したとして、携帯電話の不正利用防止法違反の罪に問われている。
内田被告の会社は、少なくとも1300枚あまりのSIMカードを貸し出していていたことがわかっている。警察では、内田被告の会社から押収したパソコンなどを調べて被害の実態解明を急いでいる。
[ 2012年12月14日 ]
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