アイコン 出光興産/豪州の燃料油販売会社買収

出光興産は、豪州クイーンズランド州ブリスベン市(豪州東海岸)にあるフリーダムエナジーホールディングス社(Freedom Energy Holdings Pty Ltd、以下”Freedom社”)の発行済み株式100%を12月14日に取得したと発表した。

フリーダムエナジー社は、ブリスベン市の燃料油輸入ターミナルを活用し、近くの鉱山や農場に燃料を供給、地域で40ヶ所サービスステーションを保有して売上高は約700億円の燃料油販売会社。当面は出光からの燃料費供給はしないが、フリーダムエナジー社の発展余地は大きいと判断して買収した。
同社は、今後とも、海外の供給・トレーディング・販売ネットワークを活用することで、環太平洋での燃料油事業を拡充するとしている。
同社はここ1年、国内ではイエローハットと資本業務提携締結、国外では、インドネシアの石炭会社に3%出資したほか、(出光は有機EL材料を生産)台湾の液晶ディスプレイメーカーのAUOとの事業提携や韓国では100%子会社でサムスンやLGなどをターゲットにしたのか有機EL材料工場を建設している。

何かターゲットが絞り込まれていない感もあるが、有機EL分野を新規分野と位置付け、本業はグローバル化を進めている。

[ 2012年12月17日 ]
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