働け消費者庁/グリー 指摘されたので返金
読売新聞によれば、携帯電話やスマートフォンの利用者同士でゲームを楽しむ「ソーシャルゲーム」の大手グリー(東京)が、利用者の課金額の上限の設定を誤り、一部の未成年利用者に対し、上限を超えて課金していたことがわかったという。
ミスがあったのは733人で、超過総額は2811万円。同社は昨年9月にミスを把握しながら公表していなかったが、7日にも陳謝し、該当者に超過額の全額を返金する方針というが、同社は昨年4月から、月額の課金額の上限を15歳以下は5000円、16~19歳は1万円に設定すると発表したはずではなかったか。
なんとこれには裏があり、携帯電話利用者のうち、クレジットカードで決済するケースについては設定の対象になっておらず、同 社関係者によると、10歳から19歳の733人が上限を超えて利用。1か月間で10万円超を課金された人も30人以上いたという。グリーは昨年9月の内部 調査で誤りに気づき、設定を改善したが、「該当者が少ない」との理由から公表も返金も行っていなかった。しかし先月、外部から指摘を受け、発表することに したというのだ。
通信キャリア決済はクレジットカードでの決済が一番の問題であるはずなのに、そのクレジットカードでの決済は対象になっていないとは・・・。社会問題にまでなっているモバグリの未成年の決済に関し通信キャリアがまったく発言しないのは何故なのか。
さらに指摘を受けなければ発表も返金もする気がなかったことは明白。
コンプライアンスもなにもない企業であるグリーは、このままではダイヤルQ2のような末路をたどるのは目に見えており、大手も参入しているゲーム業界は犯罪企業の片棒をついだようなもの。
日本のゲーム業界が、テキヤから中心にスタートしたことは間違いないが、また胡散臭い業界になってしまったのは甚だ残念である。
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