アイコン 国交省 787型機重大インシデント認定 緊急着陸を受けやっと

16日朝、山口宇部空港から羽田空港に向かっていた全日空のボーイング787からコクピットで白煙が上がり、高松空港に緊急着陸した。

国土交通省は、今回のトラブルについて、重大事故につながる可能性がある「重大インシデント」に指定し、高松空港に事故調査官を派遣することを決めた。

一方、全日空と日本航空に対し、全てのボーイング787型機の緊急点検の指示を検討している。(国交省は15日、やっと自前調査に入ると表明していたが、各社に緊急点検指示は行っていなかった)

また全日空(16機)は、トラブルの状況や事故原因が判明するまで、同型機の運航を取りやめるとしていて、日本航空(7機)も16日の運航を取りやめることを決定した。

787型機の開発に当っては、トラブルが相次ぎ、大幅に開発が遅れ、開発担当副社長の首が飛んだり、引渡しの遅れから全日空や日航から損害賠償を受けるなどしていた。

そのため、開発を急ぎすぎ、安全が疎かになっていたことは、1月7日のボストン・ローガン空港で駐機中の日航機で起きたコクピットの補助バッテリ爆発事故以降、燃料漏れ、油圧系統の油漏れなどほぼ毎日事故を連発させていることからも証明されている。

米航空当局も調査に入っているが、運航の安全には支障はないとして、787型機の飛行停止措置は取っていない。

国交省も米航空当局が調査に入る報道を受け、15日調査すると発表したが、飛行停止措置などは取っていなかった。

国交省は、これまでに完成した787型機の殆どは日本の航空会社に納められており、安全運航の面からも、日本主導で調査に当たるが当然だろうが、米国政府やボーイング社に気兼ねして、後手後手の対応となっていた。

[ 2013年1月16日 ]
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