中山製鋼所/90億円増資と600億円の債権放棄で再建へ 社長は辞任へ
赤字が続き経営難に陥っている中山製鋼所は、筆頭株主の新日鉄住金などを引受先とする90億円程度の第三者割当増資を行う方向で最終調整に入った。
新日鉄住金の出資比率は現在(9.8%)の約2倍の2割程度となる見通し。
「私的整理」に基づき、実行されるもので、増資のほか、三菱東京UFJ銀行など主要取引金融機関に対し総額600億円程度の債権放棄を要請する。
こうした筋道を立て次第、新日鐵出身の藤井博務社長(平成18年6月から社長)は引責辞任する予定。
中山製鋼所の業績推移
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連結/百万円
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2010年3月期
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2011年3月期
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2012年3月期
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2013年3月期予
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売上高
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156,278
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173,959
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171,763
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73,784
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営業利益
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-8,461
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-1,639
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-4,968
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-3,297
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経常利益
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-10,013
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-3,919
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-6,337
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-4,183
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当期利益
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-19,654
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-6,779
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-11,619
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-4,662
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総資産
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228,100
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215,322
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204,786
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中間決算値
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自己資本
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47,516
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39,886
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29,414
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資本金
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15,538
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15,538
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15,538
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有利子負債
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93,649
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95,144
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102,378
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自己資本率
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20.8%
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18.5%
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14.4%
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[ 2013年1月23日 ]

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