アイコン MRJ/年内初飛行へ 愛知豊山町に量産化工場建設着手へ

MRJ三菱重工は、国産「MRJ・三菱リージョナルジェット」について、愛知県の県営名古屋空港の周辺に、新たに組立工場を建設する計画をまとめ、愛知県も用地を整備して支援する方針を24日固めた。

MRJの製造を行う三菱重工などによると、年内に初飛行を予定するMRJは、既に全日空・日航をはじめ米スカイウエスト社から100機など計約330機の受注があるという。

三菱重工は、その組立工場を愛知県西春日井郡豊山町(イチローの出身地、名古屋市と小牧市に隣接している)の県営名古屋空港周辺に建設する計画をまとめた。
これに対し愛知県は、計画を支援するため73億円をかけて、国有地と県有地であわせて約8haの用地を新工場向けに整備する方針を固めたもの。

県などによれば、用地の整備は、2014年度以降に始める予定で、新年度予算に調査費を盛り込み用地の測量などを始めることにしており、新工場は、2016年度の稼働開始が予定される。

MRJは、YS-11以来50年ぶりの国産旅客機、都市間運航を念頭にした70~90人乗りの小型旅客機、巡航速度マッハ0.74、航続距離1,590km~3,410km(型式により異なる)、日本・アメリカ・欧州ではそれぞれの地で全域をカバーすることができる。また、低燃費(同等の12%減)、低騒音機となっている。
MRJの開発は当初、500億円の開発予算で進められたが、今では1200億円の見通しとなっている。しかし、既に330機を受注しており、計画では向こう20年間で1,500機(最終目標3,500機)の受注を予定している。

[ 2013年1月25日 ]
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