ほかの代表作に「エネミー・ゼロ」。美しい画像と高いストーリー性のゲームを手掛けた。
音楽では、作曲をし、バンドを組み、ゲームにも取り入れもしてきた。親交のあるミュージシャンも坂本龍一氏など多かった。最近では「NORWAY」というバンドを結成、twitter上で会った事のない人も含め、互いの音楽ファイルを交換しながら製作した楽曲を公開し話題となった。

雑誌・新聞・ＴＶなどマスコミ登場も一時多かった。「スーパーヒットゲーム学」など著作物も多く、最近では2011年に「息子へ。」（幻冬舎 2011.5）が出版されている。「飯野賢治の本」（マイクロデザイン編）も出版されている。
哲学書を読みあさり、ゲームクリエーターとして存在感を持つも最近はヒット作には恵まれていなかった。
　日本の将来をクリエートするクリエーターが亡くなるのは悲しいばかりだ。

1994年に株式会社ワープを設立（24歳）。翌1995年に代表作の『Ｄの食卓』（３ＤＯ版）をリリースし、「マルチメディアグランプリ'９５通産大臣賞」を受賞した。
1997年にも画面表示一切無し、音だけでプレイするゲーム『リアルサウンド〜風のリグレット〜』の発売、脚本家坂元裕二を迎えて「300万本売れるRPG（仮題）」の製作予定を発表し話題になった。
2000年、スーパーワープ設立、代表取締役社長に就任。しかし、その後はこれといったヒット作に恵まれず、スーパーワープも現在は社名を「フロムイエロートゥオレンジ」に変えコンピュータネットワークやＩＴ関連の仕事に従事していた。
2003年、講談社発行の文芸誌｢ファウスト｣創刊号にて小説家デビューを果たした。
2008年8月25日に『moon』のクリエイターでもある有限会社Route24代表の西健一と共同開発したiPhone/　iPod touch用アプリ『newtonica』をリリース。
発売直後に日本のApp Storeランキング1位となり、世界各国でもチャートインする。続編として、2008年12月に『newtonica2』、2009年1月に『newtonica2 resort』をリリース。
さらに2009年3月26日、フロムイエロートゥオレンジ開発のWiiウェア『きみとぼくと立体。』を任天堂ブランドタイトルとして発表。飯野は企画・ディレクションを担当した。

＜作　品＞
ウルトラマン倶楽部２ 帰ってきたウルトラマン倶楽部（FC） 1990.4.7(最初の仕事)
たいむゾーン（FC） 1991.10.25
わんぱくコックンのグルメワールド（FC） 1992.4.24
宇宙生物フロポン君（3DO） 1994.8.6
突撃機関メガダす!!（3DO） 1994.12.16
Dの食卓（3DO） 1995.4.1
宇宙生物フロポン君P!（PS） 1995.3.31
おやじハンターマージャン（3DO） 1995.7.14
Dの食卓（SS） 1995.7.28
フロポンワールド（仮称）（3DO） 1995.9.14
Dの食卓 コンプリートグラフィックス（PS） 1995.12.1
Dの食卓 ディレクターズカット（3DO） 1996.1.1
ショートワープ（3DO） 1996.1.15
エネミー・ゼロ（SS） 1996.12.13
リアルサウンド 〜風のリグレット〜（SS） 1997.7.18
エネミー・ゼロ（PC） 1998.11.28
リアルサウンド 〜風のリグレット〜（DC） 1999.3.11
Dの食卓2（DC） 1999.12.23
セガラリー2（DC） 音楽を担当
newtonica（iPhone/iPod touch） 2008.8.25
newtonica2（iPhone/iPod touch） 2008.12.2
newtonica2 resort（iPhone/iPod touch） 2009.1.3
one-dot enemies（iPhone/iPod touch） 2009.3.5
きみとぼくと立体。（wiiウェア） 2009.3.26