日本経済NOW 3月の機械受注額 8年ぶりの高い伸びの14.2%増
企業の設備投資の先行きを示す主な機械メーカーの本年3月の受注額は、前月を14.2%上回って2ヶ月連続の増加となった。伸び率は、統計が比較可能な平成17年4月以降で最も大きくなった。
内閣府が発表した機械受注統計によると、本年3月に主な機械メーカーが国内の企業から受注した金額は、変動が大きい船舶と電力を除いて7,931億円となり、前月を14.2%上回って2ヶ月連続して増加した。
受注が大きく伸びたのは、石油製品や一般機械などの製造業からの受注が好調だったことに加え、非製造業でも金融・保険業からの受注が増えたことが主な要因となっている。
ただ、機械受注は、本年1月に大きく減少したことから3月はその反動があったほか、鉄道関連などで100億円以上の大型受注があったことも影響している。
また、4月から6月までの先行きについては、受注額が前の3ヶ月に比してマイナスになる見通しであり、楽観できず、企業の設備投資の意欲は、まだ本格的に強まってはおらず、緩やかな持ち直しの動きという見方となっている。
日本経済NOW
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11月
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12月
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1月
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2月
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3月
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4月
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景気ウォッチャー指数(現状判断DI)
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39.0
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40.0
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45.8
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49.5
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53.2
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57.3
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56.5
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景気ウォッチャー指数(先行判断DI)
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41.7
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41.9
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51.0
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56.5
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57.7
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57.5
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57.8
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景気動向指数(先行指数)
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92.5
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91.9
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93.4
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96.3
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97.5
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97.6
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消費者態度指数(一般世帯)
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39.7
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39.4
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39.2
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43.3
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44.2
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44.8
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44.5
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消費者物価指数(総合指数)
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0
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-0.3
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-0.1
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-0.2
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-0.3
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-0.5
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鉱工業生産指数
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88.1
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86.4
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88.9
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89.7
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89.0
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89.8
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機械受注(除:船舶電力)(前月比)
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2.6
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5.3
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2.8
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-13.1
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4.2
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14.2
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[ 2013年5月17日 ]

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