アイコン 中国食糧事情 中国で拡がるカドニウム汚染米 広州市では半分が汚染米と 当局言論封殺

中国汚染2013年5月21日、香港発のWSJとよると、中国広東省広州市圏で販売されている米の半分近くがカドミウムに汚染されていることが判明し、同国の主食にも大気や水、土壌の汚染の影響が及んでいると消費者の怒りを買っていると報道している。
 広州市の食品薬品監督管理局の発表によると、1~3月に同市の市場で行った18種の米検査結果では、半分近くでカドミウムの含有量が許容限度を超えたという。
カドミウムは、発がん性金属で、肝臓障害をもたらす恐れがあり、鉱物の採掘や産業廃棄物の投棄、肥料の汚染などで土壌が汚染された地域で発見されている。南京農業大学が2011年に行った調査では、中国で販売されている米全体のほぼ10%がカドミウムに汚染されていた。

2012年1月報道、中国南部の広西チワン族自治区の柳州市で、地元工場が有毒のカドミウムを川に垂れ流していたことが発覚した。住民らがスーパーに殺到し、ペットボトルの飲料水を買い占める騒ぎとなった。国内紙・南方日報によれば、現地を流れる龍江河で魚が死んでいることから、地元企業・広西金河鉱業が基準値の3倍のカドミウムを川に垂れ流していたことが発覚していた。
2011年5月報道、ロシアが中国から輸入した落花生や米、蕎麦(そば)から有毒成分が検出され、商品を輸出元に返すという措置をとった。180トンの落花生についてはカドニウムが検出された。ロシア当局は、中国が食品安全の問題を解決しないと、両国間の貿易に影を落としかねないと懸念を示している。

2011年2月報道、ロシア北東部最大の港・マガダン港で、ロシア国内に入荷する予定の中国産ジャガイモや人参、白菜などの野菜140トンから猛毒の残留農薬が検出され、送り返された。

ロシアは極東地方で、中国に大量に土地を貸し、中国農民が耕作している。しかし、中国の農民が化学農薬を乱用し、また、使わなくなったビニールを農地に廃棄することなどにより、土壌の汚染が進んでいるという。過剰な化学製剤を使い土地が汚染しているという問題も浮上している。

2011年10月報道、広東省では汚染を受けていない土壌はわずか11%しか存在しない。軽度の汚染が全耕地面積の77%を占め、重度に汚染された土壌は全体の約12%。
江蘇省と浙江省の境に位置する太湖流域では、耕地面積の3分の1が汚染を受け、湖北省では全省耕地面積の10%にあたる40万ヘクタールの農地が三廃(排ガス、工場廃水、固形廃棄物)の汚染を受けている。
湖南省では、冷水江の深刻な河水汚染のため省内37%の水田から基準値以上の重金属が検出されている。
遼寧省瀋陽市でも土壌のカドミウム汚染が原因で、生産された米からカドミウムが検出されている。

2011年10月報道、広東省沿岸の化工工場から大量に排出された廃水が付近の海域を汚染。魚は石油臭を帯び、牡蠣からは基準値740倍以上の銅、90倍以上のカドミウムが検出されている。専門家らは、珠江口の海水と堆積物には、重金属や有機汚染物の基準値を超える含有量が多く、水産物の採取にあたっての注意を呼び掛けている。

2011年9月報道、工業汚染は中国における官民対立の新たな領域となっている。先月、大連で起きた石油化学工場の閉鎖・移転を求める大規模な抗議事件に続き、中国南部の浙江省で15日から17日、太陽電池工場「晶科エネルギー」からの排水・排気で健康被害が出たとして、周辺住民1000人以上が工場の前に集結し、抗議活動を行った。当局は、大量の武装警官を出動させ、抗議者に暴行を加えた上、20人を公共秩序騒乱罪などで拘束した。
中国ではネット上でこうした情報を流すとデマだとして、発信者を拘束している。ネットは当局により、発信されても即消されているが、最近では政治不安につながることから、チャットやメール規制も検討されている。言論の自由など政府の手のひらの範囲内しか許されていない中国人民である。

<日本は大丈夫か>
日本は、輸入した農産物・食品の検疫は、検疫官を人減らししており、危機的状況である。その上、発覚しても相手国に気兼ねして公表しないことが多々ある(年間の統計表の公表でやっとわかる)。しかも検疫されていないのが大部分であり、大手流通業者が輸入しているとしても中国産の農産物・食料品は信用できないものとなっている。赤ちゃん用の粉ミルクの量を増加させるために毒のメラミンを入れる国である。東南アジアのこうした農水産物や食品も日本人が生産に対応していない限り、現地人は既に中国人により金儲け主義による生産方法を伝授されており、輸入の際は万全な検疫が必要である。
 中国では大気・水・大地すべてにわたって汚染が進んでおり、白猫・黒猫論の鄧小平理論では解決できないところまで進んでしまった。中国政府は、向けられる人民の不満の鉾先を日本への反日策動に転嫁させ、不満を解消させている。しかし、大気・水・大地の汚染を解消していかない限り、こうした中国人民の押さえ込みはいつまでも続かないのは理の当然である。いつか人民が爆発する。

[ 2013年5月22日 ]
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