訃報／スーパードライ 瀬戸雄三氏去る
「スーパードライ」をトップブランドに育て上げた元アサヒビール社長の瀬戸雄三氏が１３日、心不全のため東京都新宿区の病院で死去した。８３歳。神戸市出身。葬儀・告別式は近親者のみで済ませた。喪主は次男浩次郎氏。後日お別れの会を開く。
１９５３年慶応大卒。アサヒビールに入社し、営業部門を長く歩んだ。９２年に社長就任、９９年に会長、２００２年から１０年まで相談役を務めた。
８７年発売の主力商品「スーパードライ」の販売に力を入れ、鮮度重視の戦略でトップブランドに押し上げた。９８年には年間のビール出荷量でキリンビールを抜いた。
筆者の叔父は陸軍士官学校卒で、最近の瀬戸氏からの達筆すぎるほどの手紙を大事に大事し、九州へ来られるたびにお会いさせてもらっていた。どんなに落胆してしまうだろうか心配である。
心よりご冥福お祈り申し上げます。緒方。
[ 2013年5月16日 ]
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