裏切られたのはどっちだ 「大雪りばぁねっと。」山田町問題
岩手県山田町の沼崎喜一前町長(任期満了で7月14日解職)は6日、第3者委員会に出 席して、「『大雪りばぁねっと。』には裏切られた」と発言したが、復興予算を喰い物にする「大雪りばぁねっと。」側にしてみては、不足分を補正予算で組ま ず辞めていった沼崎喜一前町長に「裏切られた」と思っているに違いない。
岩手県山田町から復興の支援事業(町民雇用)を委託されたNPO「大雪りばぁねっと。」が、年間(3月まで)の事業資金全額を前取りしながら、やりたい放題の事業を行い、11月にはお金を使い果たし、雇用した被災者に11月分の給与が支払えず、12月雇用者全員を解雇した問題で、山田町が設置した第三者委員会の会合に、委託当時の沼崎喜一前町長が出席し「信頼をして任せてきたが、今のような事態になって、大変残念で、裏切られたという思いだ」と述べた。
第三者委員会は、山田町とNPO「大雪りばぁねっと。」との間で事業費が不足した経緯などを巡って主張に食い違いがあることから1月に町が設置した。
この中で、沼崎前町長は委託した経緯について「委託前からも行方不明者の捜索などの実績があり、それに基づいてお願いした」と説明したという。(同法人や代表者などの経歴を町は一切取っていない)。
その上で、NPO「大雪りばぁねっと。」の代表理事が、資金が足りなくなることは、前町長にも話していたと主張していることについて「必要な予算は補正予算で対応した。あれだけ補正予算を重ねたのにそれでも足りなかったという言い分は私には理解できない」と話し、今年度に補正予算を組むことを約束もしていないと述べたという。
第三者委員会は、「使途不明金の実態の解明についてはまだまだで、解明までは時間がかかるとしている。
沼崎喜一前町長も面白いことに「あれだけ補正予算を重ねたのに・・・」と発言している。「大雪りばぁねっと。」の言うがままに「補正予算」を組み、国民の税金=町の資金をふんだんにタレ流ししていた様子が見て取れる。山田町は「大雪りばぁねっと。」のいいカモになっていただけである。
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