アイコン ダイトクコーポレーションのウイルスプロテクター/消費者庁使用中止呼び掛け

ウイルスプロテクター首に掛けるだけでウイルスや菌を除去できる「空間除菌」(中身は塩素)効果をうたった「ウイルスプロテクター」を使用した人が、火傷を負う事故が発生しているとして、消費者庁は18日、直ちに使用を中止することを呼び掛けた。
 
消費者庁によると、この商品は中国製で、金沢市の「ダイトクコーポレーション」(本社兼工場:石川県金沢市大野町4丁目レ40番169)が1月25日から販売している。
千葉県で幼児の胸の皮膚が化学熱傷でただれ重傷を負うなど、今月6日以降、6件の事故情報が寄せられている。
既に国内で70万個以上、販売されており、厚生労働省が同社に自主回収を指導する予定。プレート内の次亜塩素酸ナトリウムが汗に触れると、皮膚に刺激を与えるとみられる。

中国メーカーの中国産というだけで、注意して購入すべきだろうが、パッケージに騙され、売れに売れ、後続メーカーが山のように販売している。しかし、塩素による化学火傷問題など何も考えず安易に購入しているのが実態である。

<消費者庁>18日発信
下記(写真)の首からぶら下げるタイプの携帯型空間除菌剤によって化学熱傷を起こす事故が発生している。該当製品をお持ちの方は、直ちに使用を止めてください。
製品名:空間除菌剤「ウイルスプロテクター」
製品に関する事業者:発売元 株式会社ダイトクコーポレーション、
輸入元:ERA Japan 株式会社

通知された重大事故等について
平成25年2月2日、重症1名
除菌剤(プレート型)を首から下げて幼児を抱っこしていたところ、幼児の胸部が体幹接触皮膚炎の重症。千葉県。
重大事故等以外
<事例1>:母親が友人から通販で購入した空間除菌を謳う、ウイルスプロテクターをもら
い、子供の首にかけて利用したところ、胸にやけどのような赤い跡が出来て水疱になった。
(平成25 年2月発生 男性10 歳未満)
<事例2>インフルエンザに効くとある首から下げるカードをポケットに入れていたところ、大腿部にやけどを負った。情報提供したい。(平成25 年2月発生 男性10 歳代)

医療機関からの情報:医療機関から、3例のウイルスプロテクターによる化学熱傷の報告。
<事例1>腹部にⅡ度のやけど。衣服の上から密着。洋服は脱色。数時間密着か。汗をかいた。(女性50 歳代)
<事例2>腹部にⅡ度のやけど。衣類の上から、かけていた。(男性40 歳代)
<事例3>肌着の上からつけた。子どもを抱っこしていたら穴の空いたほうが皮膚側になっていたようだ。3時間位たったらひりひりした。(女性30 歳代)

化学熱傷について
(1)化学熱傷とは化学物質による皮膚・粘膜の損傷です。多くは化学物質そのものによる細胞の障害や、二次的に生じる発熱作用などによって局所の炎症や組織壊死が引き起こされる。
(2)使用している薬剤の液性の確認
製品の中には、不織布に包まれた錠剤が入っています。錠剤に水を含ませると、pH試験紙で強酸性を示したことから、皮膚に刺激があることが推測される。

被害者や購入者は、製造者・販売者に対して責任を追及しよう。
卸販売会社:ダイトクコーポレーション 電話0120-988-030 
製造・輸入元:ERA Japan(株)東京都中央区月島3-30-3ERAビル
電話03-3534-2555

[ 2013年2月20日 ]
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