アイコン 恐竜の島「下甑島」でケラトプスの化石発見

鹿児島県薩摩川内市の下甑島で、頭に発達した角を持つ「ケラトプス類」という草食恐竜の歯の化石が国内で初めて見つかった。
発見された化石は、縦8点6ミリ、横12点1ミリ、厚さ3.7ミリの大きさで、一昨年11月、薩摩川内市下甑島の鹿島地域にある約8000万年前の地層から見つかった。

発掘を担当した国立科学博物館や熊本大学などでつくる研究グループによると分析の結果、化石は、頭に角を持つ「角竜類」というグループに属する草食恐竜のうち特に角が発達している「ケラトプス類」という恐竜の歯根の一部だという。

「ケラトプス類」は北米大陸に多く分布していたため、化石は主に北米で見つかっているが、日本国内での発見はこれが初めて、アジアでの発見数も数例しかないという。

今回見つかったのは歯根の一部だが、北米を中心に生息しているとされてきたケラトプス類が日本国内にもいたことがわかった。まだ、アジアでのケラトプス類の進化はよくわかっていないが、発見された化石は進化を探る上で、貴重な資料になるという。
下甑島鹿島町は、約7000万年前(中生代白亜紀後期)の地層から全長数メートル級の中型肉食恐竜とみられる歯や肋骨の化石や魚類の骨の化石なども見つかっており、恐竜の島となっている。

[ 2013年2月20日 ]
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