地方代表福井県/円安で景況感悪化拡大
財務省福井財務事務所が行っている法人企業景気予測調査によると、今年1月から3月にかけての県内企業の景気判断は、昨今の円安で原材料や燃料価格が上昇している影響で、2期連続でマイナス幅が拡大し、マイナス26となった。
調査は、福井財務事務所が資本金1000万円以上の県内の企業、120社余りを対象に3ヶ月ごとに行っている。
それによると、今年1月から3月までの景気の現状について、「上昇」と答えた企業の割合から「下降」と答えた企業の割合を引いた値は、マイナス26となり、前期と比べて、5.7ポイント悪化し、2期連続でマイナス幅が拡大した。
業種別では、非製造業はマイナス25から変化はなかったが、製造業はマイナス11.6だった前回の調査からマイナス27.9に拡大し、円安による、原材料や燃料価格の上昇が製造業の景気判断の悪化につながっている。
円安で完全に浮かれバブル化している株式市場もあれば、地方の現実は福井県と同じことだろう。経済はなかなか難しい。
[ 2013年3月21日 ]
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