アイコン 亀裂だらけの「第2ロッテワールド」現場 大丈夫かいなロッテ建設

第2ロッテワールド(地上123階、555メートル)で判明分だけで既に亀裂98ヶ所。
2015 年10月完工予定で、2011年6月着工された「第2ロッテワールド」。現在555メートルを支える8本のコアメガ柱は17階まで組み上げられ、他は33 階まで鉄骨が組み上げられているという。しかし、既にコンクリ打設された4階から10階までの部分のうち7つの階で、24ヶ所のメガ柱45面に98個の亀 裂が発見され、微細な亀裂は数え切れないという。

当建物の監理監修会社の韓美グローバルは2013年3月12日、昨年10月25日に「作業指示書」で「メガ柱9階鉄骨溶接部位のコンクリートで亀裂が発生、亀裂部位が、深刻な水準のため設計士・監理団などと溶接方法を協議する前の追加溶接は不可だ」という意見書を提出している。

作業指示書は、溶接による亀裂防止策の提出と協議。すでに発生した亀裂(5階6・7番メガ柱亀裂含む)に対する構造物診断専門業者の精密安全診断の実施、亀裂保守策提出などをロッテ建設側に要求。また「溶接による類似の亀裂発生が予想されるため検討を望む」と付け加えていた。

その結果、韓国建築学会と韓国施設安全公団で構成された診断チームは、0.3ミリ以下は高強度モルタルでふさぎ、それ以上の亀裂はエポキシ系樹脂で埋めなければならないとした。
特に、ロッテ建設が、「安全上問題はない」という精密安全診断が出る前に、メガ柱の階数を上げていっていた。昨年10月時点で、ロッテ建設が、設計管理監修会社の“補修・補強前の追加溶接不可”についての作業指示書に従わなかったことに関して「施工者と管理士が内部協議を経て補強作業をするべきだった」と指摘している。

ほんま大丈夫かいな、粘りのある塗装でもしたら、完成後も亀裂は見えなくなるだろうが、亀裂内部の水分は冬場凍結し、亀裂を大きくする。また、鉄骨腐食が進み、耐久性に問題も生じるのではなかろうか。今時、現場の躯体鉄骨を監理監修側の管理士不在の下に溶接するなど考えられない。強度面も心配だ。
(世界一高いブルジュ・カリファはサムスン建設が建設担当、当建物が完成すれば世界第2位の高さの建物となる。)

第2ロッテワールド


 

[ 2013年3月22日 ]
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