アイコン ペット市場06%増の4011億円、ドッグからキャットへ/富士経済

市場調査の富士経済は5月27日、国内ペット関連市場の調査結果を発表した。
調査によると、2012年度の国内ペット関連市場は前年比0.6%増の4,011億円となった。
 調査では、ペット関連市場としてペットフード10品目、ペットケア用品10品目、ペット生活用品10品目の3カテゴリー30品目の市場を調査分析し、注目ビジネスとしてペット保険を取り上げている。

ペットフードでは、ドッグフードが縮小、キャットフードの拡大傾向は変わらなかった。プレミアムフードは引き続き安定して拡大している。
 キャリー(カート含む)は、7.4%増となった。高価格製品が拡大し、ベビーカーメーカーなど異業種の参入も活発となった。
ペット保険の契約件数は73万3570件(19.3%増)となった。ペット保険はペットが病気や怪我をし、動物病院などで医療行為を受けた際、負担した医療費を補償するサービスを対象とした。ペットを家族として認識する人が増えていることから市場は2桁増を続けているという。

<矢野研の調査では・・・>
なお、 矢野経済研究所は昨年12月21日、ペットビジネスに関する調査結果2012を発表したものによると、
2011年度のペット関連総市場規模は、小売金額ベースで前年度比0.4%増の1兆4,033億円とほぼ横ばいで推移したとしている。
富士経済は、調査項目を絞っているものの、矢野研のペットフード市場だけの小売金額ベースの4,383億円と似た数値となっている。

矢野研は、国内景況感悪化による消費低迷の影響が長引くなか、ペット関連総市場においても昨今ではペットフードや用品類の販売価格が下落傾向にある。
一方で、都市部を中心にペットの室内飼育化が進み、室内飼育に関連する商品などは比較的好調に推移している。
ペットフード市場規模は小売金額ベースで、0.6%増の4383億円。ドックフードと比較すると開発の余地のあるキャットフードは、ペットフードメーカーの多くが商品投入を活発に行った結果、キャットフード分野の飼い主需要を顕在化させ、ペットフード全体のプラス成長に貢献。

ペット用品市場規模は、小売金額ベースで0.6%増の2,484億円となった。震災の影響により、買い控えが発生するなど厳しい状況であったが、都市部を中心に室内飼育が進行していることもあり、トイレ用シーツや猫砂などの室内飼育に必要な用品分野は、成長率は鈍化しているものの、拡大傾向にある。
近年では、ウェットティッシュやデンタルケア用品など新たな用品分野も好調に推移しているという。
 

[ 2013年5月28日 ]
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