アイコン 4月の商業販売統計▲0.2%減の38兆2,820億円/経済産業省 マイナス続く

経済産業省が発表した4月の商業販売統計速報によると、商業販売額は38兆2820億円(前年同月比0.2%減)となった。
このうち小売業は11兆5220億円(0.1%減)、卸売業は26兆7600億円(0.2%減)。
 小売業を業種別にみると、減少したのは、機械器具小売業が▲4.8%減、燃料小売業が▲1.7%減、織物・衣服・身の回り品小売業が▲1.3%減、各種商品小売業が▲1.2%減、、その他小売業が▲0.3%減となっている。

 一方、増加したのは、医薬品・化粧品小売業が2.5%増、自動車小売業は1.2%増、飲食料品小売業が0.9%増となった。

大型小売店舗の販売額は1兆5509億円(▲1.0%減)。百貨店は5,154億円(▲0.6%減)、スーパーは1兆355億円(▲1.2%減)となった。
 コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は、7,789億円(2.5%増)となった。
なお、商業販売額の季節調整済前月比は0.9%の増加、卸売業は同▲0.6%減少、小売業は同0.7%の増加となっている。
 アベノミクスで国民の消費が旺盛であるといろいろ発表されているが、経済産業省の商業統計数値を見る限り、前年度月比は昨年6月からマイナスになったままであり、小売業だけを見ても本年1月からマイナスとなっている。
なお、昨年3月・4月の伸び率の高さは、前年の東日本大震災における減少の反動であり、例年数値に回復したことから高くなっている。

商業統計/経済産業省
 
商業計
うち小売業計
単位/10億円
金額
前年同月比
金額
前年同月比
平成24年1月
35,854
-2.1
11,362
1.6
2
37,325
-0.1
10,768
3.1
3
43,129
3.2
12,403
9.3
4
38,355
1.8
11,533
5.0
5
37,308
2.7
11,385
3.0
6
38,114
-2.6
11,244
-0.2
7
38,502
-3.1
11,783
-1.3
8
37,203
-2.7
11,195
1.3
9
37,664
-3.6
10,673
0.4
10
37,840
-1.6
10,947
-1.2
11
38,248
-0.9
11,129
0.9
12
42,660
-1.7
13,162
0.2
平成25年1月
35,743
-0.3
11,232
-1.1
2
36,744
-1.6
10,532
-2.2
3
42,555
-1.3
12,368
-0.3
4
38,282
-0.2
11,522
-0.1
・平成25年4月は速報値、ほかは確定値
 
[ 2013年5月30日 ]
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