アイコン 燻り続けるイタリア モンテ銀行 EU条件では破綻させたほうが賢明

イタリアの経済危機・財政危機から窮地に陥っているイタリア第3位の銀 行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(MPS、モンテ銀行)、イタリア政府からの緊急支援融資金41億ユーロ(5400億円/132.55円)の金利が 実に9%。その上EUから、向こう1年間に25億ユーロの増資を求められている。
モンテ銀行としては、25億ユーロの増資ができれば、とっくの昔にやっていることであり、できないから窮地に陥っている。また、超低金利支援なら理解もできようが、高金利で、しかも増資せよと迫る恐ろしい財政健全国主導のEUである。いずれ、仲間割れしよう。

報道では、

モンテ銀行は9日、欧州連合(EU)の要求を満たすため、当初想定していたよりも厳しい内容の再建計画を9月24日に承認すると明らかにした。
EUはこれに先立ち、モンテ銀行が今年に入って政府から受けた41億ユーロの融資に対する承認と引き換えに、25億ユーロ(33億ドル)の資本増強を実施するようモンテ銀行に求めた。
求められた資本増強の規模は、モンテ銀行が当初計画していた10億ユーロの倍以上となっている。
欧州委員会のアルムニア委員(競争政策担当、スペインの政治家)が7日明らかにした条件では、モンテ銀行が十分な資金を調達できなかった場合、政府がモンテ銀行への融資を同行の株式に転換する必要が生じることが考えられる。
支援条件として、政府によるモンテ銀行の株式取得は選択肢のうちだ。支援規定では、政府の融資に対してモンテ銀行が現金での年9%の利払いを実施できない場合、財務省向けに株式を発行する必要がある。
EUが求める資本増強の規模からみて、政府の直接の管理下に置かれるとの見通しがより現実味を帯びている。
以上。
EUはイタリアに対して、モンテ銀行を国有化するか潰させろと恫喝しているようなもの。
 

[ 2013年9月11日 ]
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