アイコン 京都府立医大/松原弘明元教授の退職金全額返納処分

ノバルティス社製降圧剤ディオバン臨床データ捏造事件
ノバルティス社製の降圧剤 バルサルタン(商品名:ディオバン)の臨床試験疑惑で、京都府立医大を運営する府公立大学法人本部は11日、試験責任者の松原弘明・府立医大元教授 (56)から退職金の全額返納を受けるとともに、監督責任を問い吉川敏一学長(66)を訓告、福居顕二付属病院長(62)を文書注意とする処分を発表し た。

松原元教授は、今年2月に退職。同本部によると、在職中に責任著者などとして発表した5論文で12件のデータ捏造や改ざんがあり、懲戒免職相当として退職金の返納処分手続きを進めていたが、同8月に松原元教授が返納を申し出た。

 また同大は、研究室に統計解析できる人材がいなかったため、ノバルティスファーマの元社員に解析を頼ったことが背景にあったとして、研究者への指導・監督権限を持つ専門部署を設置し、統計の専門家を配置することなどを柱にした再発防止策を発表。製薬企業からの寄付金をホームページで公開するなどとしている。
 同法人の荒巻禎一理事長は「研究活動上の不正事案が発生したことは痛恨の極み」とコメントした。
 同大は、これまでに、学術誌に発表された当該論文の撤回など、捏造教授の尻拭いもしている。
 ノバルティスは売上だけの目的に教授らを巻き込む犯罪者である。

[ 2013年10月12日 ]
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