アイコン 東京製鐵/第2四半期 四年ぶりの黒字

当7月-9月期における鋼材市況は、中国の過剰生産により、海外では低迷が続いたが、国内においては、政府による経済対策に加え消費税引上前の需要増などもあって回復への期待が高まってきた。

そのような状況のもと当社は、製品販売価格の値戻しをはかるなかで、全社を挙げて一層のコスト削減を進めた結果、電力料金の上昇と夏季定期修繕による大幅なコストアップを吸収し、第2四半期累計期間の営業利益698 百万円、経常利益1,151百万円、四半期純利益876 百万円を計上することで、第2四半期としては、4年ぶりの黒字化を達成することができた。
通期については、東京五輪開催の決定もあって景況感はさらに好転しており、国内鋼材市況は堅調に推移すると期待される。
しかしながら、海外の鋼材市場は、中国からの供給圧力が続くなか、引き続き低迷すると懸念される。そのようななか、当社においては、国内での製品販売数量の回復は期待できるが、引き続き需要に見合った生産に徹することで販売価格の値戻しに注力し、さらなるコストの削減を推し進めて、一層の収益の回復に努めるとしている。
なお、中国の9月の粗鋼生産量は前年同月比11%増の6542万トン。伸び率は今年最大。1日あたりの生産量は前月比2%増の218万1千トン。受注回復を受け、過去3番目の増加率となった。ただ、冬季に入ると建設需要が鈍るため、第4・四半期の生産は徐々縮小すると予想されている。
中国は、無鉄砲に工場を造り続け、今や世界の粗鋼生産量の半分を生産している。
<東京製鐵の業績推移>
非連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
13年3月第2四半期
82,679
-10,482
-10,175
-10,074
14年3月第2四半期
61,728
698
1,151
876
14/3Q2/13/3Q2比
74.7%
 
 
 
14年3月期予想
137,500
2,500
3,000
2,500
13期予想/12期比
100.2%
 
 
 
13年3月期
137,261
-16,710
-16,265
-146,609
12年3月期
166,791
-11,263
-11,193
-14,273
11年3月期
148,956
-9,165
-9,095
-10,425
 
[ 2013年10月18日 ]
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