アイコン そんなアホなぁ 原子炉建屋の地下水流入敷地外からゼロと 汚染水処理対策委員会名簿

政府の汚染水処理対策委員会は11月15日、東京電力福島第一原発の汚染水の原因となっている原子炉建屋の地下水流入について、原発敷地外から敷地内への地下水の流れ込みはないとする解析結果をまとめた。
委員会のサブグループは、東電が実施したボーリングデータなどを基に、地下水の動きを調べるシミュレーションを実施。第一原発の敷地境界を越えて流入する地下水の流れは確認されないとする検討結果をまとめた。
福島第一原発にはタンクが何百と築かれ増え続けている。当然冷却水用に注入されている水も含むが、建屋に流れ込んでいる地下水を除去し続けた結果となっている。
今回の結果は、第一原発敷地外から地下水の流入はないとしており、これまでの報道とは180度異なるものである。原発敷地内だけの地下水が流入するなど到底考えられない。山間部から地下水が、福島原発敷地内で湧き水でも生じているというのであろうか。
何か、この先、意図してこうした結果を発表しているのだろうか。 海の10キロ先までこっそりパイプラインを作り、汚染水は全部太平洋にこっそり捨てちゃえとか。

産業技術総合研究所の丸井敦尚地下水研究グループ長は、第2次大戦後に米軍が撮影したとみられる福島県双葉町付近の航空写真では、一筋の河川が通っており、その河川の真上に福島第一原発が造られているとしている。
山に降った大量の雨水は、川や地下の水脈を通じて東の太平洋に流れ出る。古い元の河川を地下水が伝い福島第一原発に流れ込んでいる。通常、河川の下には地下水が流れている。川を埋めても地下水が流れる水脈がある。そんな場所によくぞ原子力発電所を建設したものだ。そっちの方も呆れ返るというものだ。
現在の川は、原発南側の東電展望台寄りに原発東側の夫沢簡易郵便局方面から1本と原発北側に少しはなれ、浪江町の細谷を通り、原発北側の太平洋へ流れ出る河川があるだけだ。
航空写真が真実ならば、河川の形状からして、夫沢簡易郵便局方面からの小さな河川が元々原発地に流れ込んでいたと見られる。その河川を南側に迂回させたのだろう?もしかすると、北側の河川も、下流部で迂回させたかもしれない。
お年寄りに聞けば、原発ができる前に、その河川がどこを通っていたか確認できるというものだ。
今回の結果に所詮御用の丸井敦尚氏も長い物に巻かれてしまったのだろうか。

<汚染水処理対策委員会>2013年10月25日現在
委員長:大西有三 関西大学特任教授、京都大学名誉教授
委員:出光一哉 九州大学大学院教授
西垣誠 岡山大学大学院教授
米田稔 京都大学大学院教授
山本一良 名古屋大学 理事・副総長
大迫政浩 (独)国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター長
藤田光一 国土交通省国土技術政策総合研究所 研究総務官
丸井敦尚 (独)産業技術総合研究所 地圏資源環境研究部門 総括研究主幹
山本徳洋 (独)日本原子力研究開発機構(JAEA)再処理技術開発センター副センター長
小林正彦 (株)東芝原子力事業部技監
石渡雅幸 日立GEニュークリア・エナジー(株)シニアプロジェクトマネージャ
鎌田博文 (一社)日本建設業連合会 電力対策特別委員会委員
相澤善吾 東京電力(株)代表執行役副社長
松本純  東京電力(株)原子力・立地本部福島第一対策担当部長
糟谷敏秀 経済産業省資源エネルギー庁汚染水特別対策監
中西宏典 経済産業省大臣官房審議官(エネルギー・技術担当)

規制当局:山本哲也原子力規制庁審議官

オブザーバー:増子宏 文部科学省研究開発局原子力課長
渥美雅裕 国土交通省水管理・国土保全局河川環境課長
廣木雅史 環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課長
高坂潔  福島県原子力専門員
鈴木一弘 技術研究組合国際廃炉研究開発機構専務理事

 

[ 2013年11月18日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索