アイコン タイ 最終決戦へ 反政府勢力首都バンコクを封鎖

反政府グループが本日(13日)、予定通りバンコク都内で大規模デモ「バンコク封鎖」を決行し た。すでにバンコクの主要交差点7ヶ所を封鎖している。交差点にステージが設置され、自動車などの通行ができなくなっており、交通インフラがほぼ麻痺した 状況。警察の介入は見られない。
普段市民の足となっているバスやタクシーは、中心部ではほとんど利用できず、BTSや地下鉄などでの移動が中心となっている。
デモ隊の解散の目処は立っておらず、長期化する恐れが高い。
以上。

タイ国では、巨額不正蓄財により逮捕命令が出ている元首相のタクシン氏、郷里の自国に帰りたいが逮捕されては忍びない。そこに運よく実妹のインラック女史が首相に、選挙公約では兄に対して恩赦などないとしたものの、やはり兄妹、恩赦法を制定して帰還させようと企み、下院議員では通過させたものの、上院では否決され、計画は頓挫した。
そこでインラック首相が打ち出したのは、解散総選挙、しかし、タクシン氏が首相時代に農家や貧困層に対して多大な優遇措置を取っていたため、今でもタクシン派が選挙では圧倒しており、選挙で勝ち、再び恩赦法を通す可能性もあった。
タクシン氏は、現在はドバイの超高級ホテルにガードマン付で滞在しているとされる。

一方、反政府勢力は、インラック政権が恩赦法を撤回、禊の解散総選挙を行うと表明したものの拒否、あくまで政権譲渡を求めている。
反政府勢力には、中小企業者や会社勤務の中間層に支持され、すでに長期の戦いとなっているものの衰えず、バンコク封鎖を実現させている。

これまでにも、タクシン派と反タクシン派は、街頭封鎖や施設占拠で政権をひっくり返しており、恒例行事のように両派の戦いは続き、終わることはない。
ただ、今回の封鎖に警官隊が実力で制圧にかかれば、中立を標榜する軍部が動くと思われ、タイ国は厄介なことになる。
反政府勢力は最低でもインラック氏の退陣を勝ち取るまで封鎖を続けるものと見られる。

[ 2014年1月14日 ]
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