アイコン 3月の鉱工業指数 生産は03%上昇 持ち直しの動きで推移と

経産省が30日発表した3月の鉱工業指数は次のとおり。
2014年3月は、生産が上昇、出荷は低下、在庫、在庫率は上昇であった。
製造工業生産予測調査によると、4月低下の後、5月は上昇を予測している。
総じてみれば、生産は持ち直しの動きで推移している。
(4月の低下予測は増税の影響を受けてのことだろうが、こうした官庁報告書では可能な限り増税が原因とは記載しない悪しき慣習が根付いている。)

1、生産
 3月の生産は、前月比0.3%と2ヶ月ぶりの上昇(前年同月比は7.0%の上昇)となり、指数水準は101.8(季節調整済)となった。
生産の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、窯業・土石製品工業等であった。
一方、低下したものは、はん用・生産用・業務用機械工業、化学工業(除.医薬品)、金属製品工業等が低下した。
品目別にみると、普通乗用車、一般用タービン発電機、太陽電池セルの順に上昇に寄与している。
(普通自動車は4月の増税前に納品が必要だったことから際立って上昇している)

2、出荷
 3月の出荷は、前月比▲1.2%と2ヶ月連続の低下(前年同月比は5.6%の上昇)となり、指数水準は102.2(季節調整済)となった。
出荷の低下に寄与した業種は、輸送機械工業、情報通信機械工業、電気機械工業等であった。
一方、上昇したものは、はん用・生産用・業務用機械工業、石油・石炭製品工業、電子部品・デバイス工業等が上昇した。

3、在庫
 3月の在庫は、前月比1.8%と8ヶ月ぶりの上昇(前年同月比は▲1.0%の低下)となり、指数水準は106.1(季節調整済)となった。
在庫の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、鉄鋼業、電子部品・デバイス工業等であった。
一方、低下したのは、はん用・生産用・業務用機械工業、金属製品工業、石油・石炭製品工業等が低下した。
 3月の在庫率は、前月比2.6%と2ヶ月連続の上昇(前年同月比は▲6.2%の低下)となり、指数水準は105.9(季節調整済)となった。

4、製造工業生産予測
4月は前月比▲1.4%の低下、
5月は同0.1%の上昇
であった。
4月の低下は、電子部品・デバイス工業、金属製品工業、輸送機械工業等による。
5月の上昇は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、金属製品工業等による。

[ 2014年5月 1日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索