5月の鉱工業生産指数0.5%増 自動車生産牽引
経産省が30日発表した5月の鉱工業生産指数は、輸出用の乗用車などの生産が増加して、2ヶ月ぶりに前月を上回った。
先月の鉱工業生産指数は平成22年を100とした指数で99.8となり、前月に比し0.5%上昇し、2ヶ月ぶりに前月を上回った。
これは、北米などに輸出される乗用車や自動車部品の生産が増えたことや、秋物などの衣料品の生産が伸びたことが主な要因で、15の業種のうち8業種が前月を上回った。
ただ、生産の水準自体はあまり変わっていないとして、経産省は「企業の生産は横ばい傾向」という判断を2ヶ月連続で示した。
今後の見通しについて、消費税増税前の駆込需要の反動で、国内向けの車などの生産が減るとして、今月は0.7%低下するものの来月は1.5%上昇と予測している。在庫も急増していることから、今後の動向が注目される。
5月の鉱工業生産指数 2010年=100
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項目
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季節調整済指数
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原指数
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指数
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前月比(%)
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指数
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前年同月比(%)
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生産
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99.8
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0.5
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93.8
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0.8
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出荷
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96.8
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▲ 1.2
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90.7
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▲ 1.0
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在庫
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108.3
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2.9
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107.1
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0.8
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在庫率
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107.3
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3.5
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112.9
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0.9
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[ 2014年6月30日 ]
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