世界へ拡散エボラ ベルリン・ベトナムでも感染の疑い
<ドイツ・ベルリン>
ドイツの首都ベルリンの職業安定所で8月19日、アフリカ出身の女性(30)が倒れ、病院に救急搬送された。高熱などエボラ出血熱に感染した場合に特徴的な初期症状が見られ、地元警察は周囲を一時立ち入り禁止としたが、病院は胃腸感染症の疑いが強いと診断した。
職業安定所にはマスク姿の警官が多数動員されたり、女性に対応した数人も病院に運ばれたりする騒ぎになった。
ドイツメディアは、女性がこれまでにエボラ出血熱の患者と接触した可能性があると報じていた。
エボラかどうかの最終診断はこれからのようだ。(医療機関で、ウイルスがいるのかどうか<どうしてすぐわからないのだろうか、)
<ベトナム・ホーチミン>
ベトナム保健省によると、同国南部ホーチミンの保健当局などは8月19日、ホーチミン国際空港から入国したナイジェリア人2人が発熱症状を示したことから、隔離して検査を始めた。国営ベトナム通信が報じた。
ナイジェリアは、エボラ出血熱の感染者が広がっている西アフリカの4ヶ国の一つ。2人は18日にナイジェリアを出国、中東のドーハからカタール航空機で19日にホーチミンに着いた。発熱のほかに症状はないという。
保健省は同じ航空便で2人の近くに座った乗客らに、最寄りの医療機関に出向くなどするよう勧告したという。
<アブダビ>
8月17日、ナイジェリアからインドへ向かう女性の旅行者が、飛行機の中継地アブで降り立ち、何らかの病気を発病しそのまま死亡した。詳細は調査中とされる。夫や対応した医師5人は隔離された。既報のとおり。
<シンガポール>
シンガポール当局は8月14日、エボラ出血熱に感染した疑いがあるとして、ナイジェリアから入国した50歳代の女性を病院の隔離棟に搬送している。その後、エボラかどうかは不知。
<スペイン・マドリード>
西アフリカのリベリアで宣教活動中にエボラ出血熱に感染し 、スペインに帰国して治療を受けていたカトリック神父のミゲル・パハレス氏(75)が8月12日、 マドリードの病院で死亡した。
<アメリカ・アトランタ>
8月2日と5日、西アフリカで活動していた医師2人が感染し、アトランタの大学病院に担ぎ込まれた。現在、隔離病棟で治療を受けている。既報のとおり。
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