アイコン 名古屋地下鉄駅の浸水は竹中工務店の工事現場の下水管外れが原因だった

名古屋市営地下鉄東山線の名古屋駅が水につかった原因について、名古 屋市は駅の隣で、竹中工務店が建設中の超高層ビルの工事現場に設置されている下水管の接続部分が、何らかの原因で外れ、大量の雨水が給気口を通して駅の構 内に流れ込んだという見方を示した。これは名古屋市交通局が25日午後、記者会見を開いて明らかにした。
竹中工務店の宮下正裕社長が、25日午後5時半から名古屋市役所で会見し、「大量の浸水で長時間の運休が起き、地下鉄の利用者や名古屋市の関係者に多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」と陳謝した。

名古屋駅の隣では、来年11月の完成を目指して地上40階、地下3階の高層ビルの建設が進められていて、現在は名古屋駅とビルを地下通路でつなぐ工事が行われている。

 

交通局が、この工事の現場を調べたところ、設置されている下水管の接続部分が外れていて、そこから大量の雨水が漏れ、地下鉄の駅に空気を送る給気口を通して、駅構内に流れ込んだとみられるという。
水が漏れていた箇所は、もともとあった下水管を工事のために一部切断、仮の下水管に繋げている接続部分で、ビルの施工を請け負っている竹中工務店が管理しているが、外れた原因は分かっていない。
下水管から出た大量の雨水は、ビルの建設工事の一環で掘られた深さ約5メートルの穴にいったん溜まったが、水圧で給気口の壁に隙間ができ、そこから水が流れ込んだという。

交通局によると、名古屋駅に設置されている4台の排水ポンプをすべて稼働させたが、流れ込んだ水が大量だったため、排水に時間がかかったという。
交通局は、地下鉄が長時間不通となったことを受け、ビルを施工している竹中工務店に対し、今後、損害賠償の請求を検討する方針だという。
以上、

当地下鉄駅構内浸水は、25日午前3時すぎ、名古屋市の市営地下鉄東山線の名古屋駅で、構内に水が流れ込んでいるという通報が消防にあった。
消防によると、一時、地下1階の広い範囲で改札口や通路が深いところで18センチ程度水につかり、地下2階のホームにも流れ込んで線路の一部も水に浸かったという。
この影響で、東山線は岩塚駅と池下駅の間で運転ができなくなり、始発から9時間以上たった午後2時45分、やっと全線で運転を再開した。
名古屋市交通局によると、約15万人が影響を受けたという。
名古屋市では、午前3時45分ごろまでの1時間に30.5ミリの激しい雨を観測し、午前4時までの3時間の雨量は68.5ミリとなっていた。

[ 2014年9月26日 ]
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