アイコン 「失神ゲーム」「気絶ゲーム」で中三らを逮捕 イジメ

警視庁少年事件課は、東京都内の公立中学3年の男子生徒に対し、胸を強く圧迫して気を失わせる「失神ゲーム」と呼ばれる暴力行為を集団で行っていたとして、暴力行為等処罰法違反容疑で、同級生の少年ら数人を逮捕した。
少年らは「インターネットでやり方を知った」と供述。ネット上では失神ゲームの方法を解説する動画が氾濫しており、同課は掲載サイトに有害情報だとして削除を要請する。
少年らは、教諭やほかの生徒の目がある学校内を避けて、自宅などで男子生徒に暴行を加えていたとみられ、学校側は把握していなかったという。男子生徒のけがを不審に思った親が問いただして発覚した。

「失神ゲーム」は「気絶遊び」とも呼ばれ、数十年前から、呼び名通りの遊び感覚で子供たちの間で行われてきた。だが、いじめに使われることも多い。
昨年4月には、同級生に失神ゲームを強要するなどして暴行を加えたとして、傷害容疑で福岡県警に逮捕された高校2年の男子生徒は「遊び感覚でやった」と供述したという。
 一昨年には、北海道の高校1年の男子生徒が気を失った後、転倒して歯を折るなどの重傷を負った。
2014年にも東京都練馬区で小学5年の男児が気を失い、同様に歯を折る重傷を負っている。
2018年には、埼玉県新座市で中学3年の男子生徒5人が傷害容疑で逮捕された事件で、失神ゲームで気を失うなどしてけがをした男子生徒が、5人とその親に対して約330万円の損害賠償を求めるなど訴訟を起こした。

杏林大法医学教室の佐藤喜宣教授によると、失神ゲームで気を失うのは、過呼吸状態で脳が酸素が足りていると錯覚し、胸を圧迫して呼吸を止めても脳が酸素を求めず無呼吸状態が続くため失神に至る。
無呼吸状態が続けば、脳を損傷することで運動や思考などに障害が生じ、最悪の場合、死に至るケースもあるという。
当初は異変が見られなくても、徐々に障害が表れるケースもあるといい、佐藤教授は「極めて危険な行為で、絶対にしてはならない」と指摘している。

米国でも似たような「窒息ゲーム」が流行し、多くの死亡例が報告され、ネットの動画共有サイトでも多数の実践動画が氾濫している。
米疾病対策センターによると、米国内では、手やベルトで自分や友達の首などを絞めることで、気分が「ハイ」になる「窒息ゲーム」が子供たちの間で広まり、1995年から2007年までの間に少なくとも82人が死亡しているという。
 以上、産経参照

 ネットでは、女子高生の「失神ゲーム」もアップされている。流行っているのだろう。

[ 2014年10月17日 ]
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