アイコン がんリスクあれこれ(3)/歯垢(プラーク)と癌の関連性

<歯垢(プラーク)が多い人はがんと関連性あり>

多 数の研究から口腔内の健康状態と心疾患などの慢性疾患との関連が認められているが、最新の研究で、歯や歯茎の周りにプラーク(歯垢)が多い人は、癌(が ん)で早期死亡するリスクが高いことが示された。ただし、英国医師会誌(BMJ)グループ発行のオンライン医学誌「BMJ Open」に6月11日掲載された今回の知見は、プラークと早期の癌死亡リスクとの関連性を示すものであり、因果関係を示すものではない。

 今回の研究では、スウェーデンの成人1,400人を24年間追跡した。期間中に58人が死亡し、そのうち35人は癌が死因であった。被験者に喫煙などの 癌の危険因子(リスクファクター)についてたずねたほか、プラークの蓄積、歯石、歯周病および歯の脱落について調べた。その結果、死亡した人は、期間中に 死亡しなかった人に比べ歯や歯茎の表面をプラークが覆う面積が大きく、プラークの量が多い人は早期死亡するリスクが79%高かった。ただし、プラークのあ る人が癌で早期死亡する絶対リスク(absolute risk)は低かった。死亡者の平均年齢は女性61歳、男性60歳。

http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=665661

 

[ 2014年11月29日 ]
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