アイコン イラク軍5万人足りなかった 架空兵給与将校ら分配

 イラクのアバディ首相が11月30日、政府軍に5万人もの架空の兵士が登録されていたことを議会で明らかにした。
将校らが、部下などとして数人から数十人分の名前を届け、政府から支払われる給料を横領していたという。
過激派組織「イスラム国」掃討に向けてカギを握る軍の腐敗は、軍事、経済両面で同国を支援する国際社会からの厳しい批判にさらされそうだ。
 9月に就任したアバディ首相は、腐敗一掃を掲げ、政府組織の点検と改組を進めてきた。
その結果、「幽霊兵士」と判明した約5万人を名簿から削除し、給料の支払いを停止した。将校らは、身分に応じて護衛や部下を登録し、給料の分配も任されていたという。
以上、

イラク軍は公称27万1千人、表面的には中東で最も強力な部類に入る。この規模を上回るのはエジプトとイランだけだという。
イスラム国の攻撃に武器・弾薬庫をそのまま放置して逃げ去ったイラク第2の都市モスルのへっぴり腰の守備隊。その武器弾薬が今やイラク軍・シリア軍・シリア反政府勢力・クルド人に対して使用されている。
イラクは東部の原油収入があるが、ほとんど外国からの援助でまかなわれており、その資金は、架空兵士に見られるように将校や官僚たちの私腹を肥やす素となっている。
アフガニスタンでも政権が交代したが、こちらは外遊の一番先の国は中国であった。オバマは習やプーチンからもペロペロ舐められており、外交力0でよくぞ大統領になったものだ。そのオバマが米軍のイラク撤退と引き換えに、その後のイラク軍の費用を世界に協力させ拠出させている。
アメリカが中東で権勢を振るうのは、単にイスラエルがその中に存在するだけに過ぎない。

 

[ 2014年12月 3日 ]
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