アイコン エイズ感染者 早期認知症の確率大

エイズ(HIV、ヒト免疫不全ウイルス)の長期感染者に、薬の飲み忘れなど認知症のような症状を訴える患者が増えていることが世界で問題となっているという。
国内でも、国立国際医療研究センターをはじめとする全国のHIV診療の拠点病院15施設が、初の実態調査に着手した。
この障害は、「HIV関連神経認知障害(HAND(ハンド))」と呼ばれ、
〈1〉 物忘れがひどくなる
〈2〉 怒りっぽくなるなど性格が変化する
〈3〉 転びやすくなるなど運動障害が起きる
が典型的な症状とされる。

米国の感染者1555人に対する調査(平均年齢43.2歳)では、
最も重いHIV関連認知症と診断された割合が2%、
物忘れなど多少生活に影響がある軽度が12%、
日常生活に支障はないが検査で障害が認められる人が33%
おり、合わせると感染者の約半分に認知障害が見られた。
原因は明らかでないが、脳内に入り込んだウイルスが神経細胞に与える影響や一部の薬の影響が考えられている。
以上、

エイズウイルスを完全に殺してしまう医薬品の開発が望まれている。
世界のスーパー医薬品メーカーはエボラ同様、開発しようともしないが、商売としても2013年末現在、世界のHIV陽性者数は3,500万人、新規HIV感染者数は年間210万人(2001年より38%減)、エイズによる死亡者数は年間150万人(2005年より35%減)となっている(エイズ動向委員会資料数値)であり成立する。
スーパー医薬品メーカーは、エイズ対策医薬品の開発や販売は行っているが、感染予防のワクチンや体内に入ったウイルスそのものを死滅させる医薬品の開発を行っているとは聞かない。
エイズ治療薬は未来永劫に利益を生むが、ウイルス撲滅剤は、その時の利益しか生じないためだろうか。
富山化学工業のインフルエンザ薬として開発されたアビガンは、あらゆるウイルスに対して効能があるとされ、エボラウイルスのようにエイズウイルスに対しても効能を示す可能性が高い。
欧米のスーパー医薬品メーカーは、利益のほかに何を考えているかまったくわからない(利益が出ず株主のご機嫌を損ねると経営陣は退陣を迫られることに起因しているのだろう)。

日本勢、
アイロムホールディングスは、国産初のエイズ予防ワクチンの人への安全性が確認されたとして株価が暴騰している。
また、タカラバイオも5月に「RNA干渉酵素(MazF)を用いたエイズ遺伝子治療に関する技術開発の経過について」としてエイズウイルス(HIV)に感染した細胞と細胞中のウイルスを死滅させるモデル実験系の製作とその効果を実験で確認したと発表していた。
グローバル化した世界にあり、世界の大手医薬品メーカーや研究者たちが一緒になり、叡智を絞り開発すべき問題である。

[ 2014年12月 3日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索