アイコン 第2ロッテワールド 水族館の水漏れの次は映画館の床がまた揺れる

第2ロッテワールドはテーマパークなどからなる複合施設で、2016年末に韓国で最も高い123階建ての超高層ビル(555メートル)が完成予定であるが、低層階建屋を9月からオープンさせている(オープンしたのは超高層建物にジョイントされるものの構造は別棟)。
元請建築工事会社は当然ながらロッテ建設。
超高層ビルは、建築中から躯体コンクリにヒビ=クラッシュが発生するなど、トラブル続き、8月には近隣道路が陥没もしている。

<問題の映画館>
低層階の建物は9月オープンしたものの、11月には映画館の床が揺れ消防隊が出動する騒ぎ、それまでにも同建屋は床にヒビ割れ、天井に亀裂が走るなどトラブル続出、目玉として設備された水族館アクアトリウムも3ヶ所から水漏れ、国の建設当局が調査に入るなど、問題続きとなっている。
11日午後9時10分頃にも、モール地下1階の中央広場付近の天井から水滴が落ち始め、ロッテ側は直ちに周辺にフェンスを打ち、水を拭き取ったという。 漏水は20分ほどで止まったが、状況が完全に整理されるまでには約一時間かかった。

また、映画館でも問題が発生したようだ。
韓国の報道では、ソウル松坡区の第2ロッテワールドロッテシネマワールドタワー店のある上映館が暫定閉鎖されたと報道されている。
ロッテシネマは、第14館で映画を見た観客が12月10日午後7時50分ごろスクリーンと床が揺れると抗議したことを受け、11日から第14館を暫定閉鎖し、独自の技術支援チームと施工会社、サウンド会社の関係者を投入して実際に震動があったかどうか原因などを、精密調査していることを明らかにした。
当時、映画を見ていた観覧客は「映画上映中にコンコンという音とともに床が震え、スクリーンの映像も揺れた」とし「映画を途中まで見たが、2、3回似た状況が発生した」と述べた。
この上映館は、先月にもスクリーンの両側と座席が何度か揺れたという申告があり、消防隊が出動したりもしていた。

ロッテ側は「ワールドタワー店は一般映画館よりサウンド効果を最大化するため多くのスピーカーを設置している」とし「スピーカーの音響が衝突するのではないか、調査を重点的に進めている」と説明したという。
ハウリングの共振現象により画面が揺れることはあっても、床が揺れるとは相当なものだが、コンコンという音はしない。よくマイクとスピーカーがハウリングを起こしギャーとかビーとかいうが、マイクはないかもしくは、放映中は切ってある。切っていなくともコンコンという音はしない。
内部施工から実際のオープンまでの期間は、早くオープンさせたいロッテ側に対し、行政が許可を出さず、半年以上遅れていたため、十分あったと思われる。しかし、オープン前のあらゆるチェックが不十分だった可能性が高い。音が原因ではなく、ほかの問題だったら何としよう。

9月オープンした第2ロッテワールドの低層階建屋は、地階の水族館と地上階の商業施設および映画館などで構成されている。

超高層建屋の問題は、建設が途中で何回もストップするなど大問題となっていた。それもまだ建築中だ(工事進捗は約半分程度)。

<建設途中の問題を掲載した記事>
http://n-seikei.jp/2013/03/post-14841.html

2014年8月7日報道、同タワーの建設地であるソンパ地区では少なくとも2つの道路で陥没が発生した。このうち1ヶ所では、建設現場から約500メートルの地点が幅1メートル・長さ1.5メートルにわたって陥没している。建設現場近くにある湖の水位が70センチ(当時)ほど低下しているといい、ロッテ側は建物と湖との間は遮断しており関係ないとしているが、住民は関連を不安視している。



10月27日、5階フロアのヒビ、映画館、ファッション、レストランなどが入るが、6階にもヒビが散見されている。しかし、ロッテの説明ではヒビ割れは古いソウルの街の演出だと説明している。



11月3日、第2ロッテワールド・アベニューL館8階の天井部分の構造物で、約50㎝のヒビ割れが発見された。これに対してロッテ側は、このヒビ割れが構造物であるコンクリートではなく鉄骨を覆う耐火ボードの継ぎ目部分に発生したもので、建物の安全には全く影響を及ぼさないと説明した。・・・そうであったとしても躯体コンクリとジョイントしており、コンクリの収縮で力が均一に入らず、ボードにひねった力が作用してヒビが入ったものであり、逆に躯体のコンクリが心配される。また、この亀裂箇所はボードには見えないが・・・。


第2ロッテワールドの目玉の水中トンネル式水族館だが、3日に少量の水漏れが発覚、10日までに3ヶ所で水漏れが発生していると報道されている。地階に水族館は設けられているが、その下層には高圧変電所が設けられているという。
ロッテ側はオープン当初はどこでもよくある事だとして平然としている。(悠長な答弁しかしないロッテ側に対して、その後、国の機関が調査に入っている)

以上であるが、まだ超高層の建屋本体は工事中であり、手前の低層階建物だけを先行オープンさせたもの。
11階建の低層階の建物で、こんなに問題を出していたら、超高層建物では・・・先が思いやられる。

低層階建屋についてロッテ側は、建設途中の一連の問題で開業が遅れており、今年初めにもオープンさせる予定であった。しかし、鋳型落下・配管破裂・火災(超高層建屋の現場で溶接火花が用具入れのボックスを燃やす)などの各種事故が発生。それでもロッテ側は3月時点で、5月開業予定でテナント選定や店舗従業員採用を行ったが、ソウル市が待ったを掛け、正式に7月オープンを申請したものの、交通渋滞に対する問題などから許可せず、結果、9月オープンとなっていた。

結論、ロッテ建設は、11階建て大型商業施設くらいの建設技術は有しており、躯体そのものは問題ないだろうが、水族館などは特殊技術が必要であり、どこが施工実施したかが、その下に高圧変電所も設けられており問題だ。しかし、555メートルの超高層ビルは同社にとっても未知な建物。(世界一高いブルジュ・ドバイはサムスン物産が建築している。ロッテ建設とはライバル関係にある。ブルジュ・ドバイもいろいろ問題があった)

<ロッテとは・・・>
ロッテは、在日韓国人の重光武雄(辛格浩)氏が、1945年に杉並区荻窪で創業、チューインガムに進出して大当たり、その後もお口の恋人ロッテのキャッチフレーズで莫大な利益を上げ、その財で、韓国に進出、ロッテワールドやホテルなど矢継ぎ早に展開、今や、韓国大財閥の一つに数えられている。
しかし、重光武雄(辛格浩)氏は、日本をすでに見限ったようで、今年7月11日、ソウルのロッテホテルで日本大使館が、韓国政界や韓国に設置している各国大使館や領事館員などを対象に招待したレセプションを開催する予定であったが、開催日の前日になり、いきなり、「担当者が間違えて予約を受け付けてしまった」という釈明の下に断った。
これに対して、日本大使館は、ほかのホテルや施設に予約する時間もなく、急遽、日本大使の公邸で開催するという反日極まりない・屈辱的で非礼な扱いを日本国大使館に対して行った。これがロッテの重光代表(=辛格浩)の今の韓国人を代表した本音というところだろうか。

これに対して、日本政府関係者は、当然ながら、その後同ホテルの使用を自粛している。韓国のロッテ百貨店でも、独島キャンペーンなど派手に行っていた。こうしたことが続けば、ロッテ総帥の重光武雄(辛格浩)氏は、今で相対的に小さくなった日本での商売にも影響が出るのではと心配される・・・。
また、安倍首相の祖父の岸信介氏とは仲がよかった人物だが・・・。

[ 2014年12月15日 ]
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