アイコン 中国の不動産投資 減少の一途

中国の国家統計局によると、1~3月の不動産投資は8.5%増の1兆6651億元(約32兆円/19.22円)、うち住宅投資は5.9%増の1 兆1156億元となった。
中国の不動産投資は減少が続いており、伸び率が1~3月は1~2月より1.9ポイントも下落している。
中 国中央政府は、経済低迷が深刻化する中、従来型の開発中心の公共投資政策を採るとされているが、幽霊都市や閑古鳥が鳴いている空港施設も多く、60兆円の 負債を抱える鉄道事業など、採算度外視で開発されており、その反動が近い将来、中国経済の低迷をさらに深刻化させると危惧されている。

住宅投資については、まだ全国の主要70都市で価格が下がっており、底を打たせるためには、投資拡大が望まれるものの、現実は下記グラフのとおりとなっている。

不動産開発会社では、価格下落時には買い戻しの特約付で販売している物件も多いものの、最近は業者が耐えられず、投売りも発生しているという。
株式市場に流れているシャドーバンキング資金の不動産市場に流れない限り、難しい状況におかれているようだ。
中央政府は、マンションの購入に際し少々規制緩和のテコ入れを行っても、一度冷えた不動産は規模が大きいだけに株式市場とは異なりなかなか戻らない。

中国の不動産投資 減少の一途

[ 2015年4月17日 ]
スポンサード リンク

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP

↑トップへ