アイコン WHOによる韓国MERSの調査結果

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韓国での中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大について調べていた韓国当局と世界保健機関(WHO)の合同調査団が13日、政府世宗庁舎で記者会見を行い、調査結果を発表した。

調査団は
1、韓国の地域社会での感染の証拠はないが、病院内での感染者が散発的に発生する可能性に備える必要があるとの見解を示した。

2、韓国内での流行は大規模かつ複雑なため防疫措置の効果が表れるには数週間がかかり、短期間で終息すると予想してはならないと指摘した。

3、国内外の信頼強化に向けさらに活発な意思疎通が必要であり、休校措置は科学的根拠がない場合、信頼を阻害することになるため授業再開を考慮すべきだと強調した。
 
4、韓国政府が初期対応に失敗した原因については、
「透明で迅速な情報公開が最も重要だったが、この部分で失敗した」と説明した。また、リスクを管理するガバナンスが確立されていなかったため初期に混乱があったと分析した。

5、比較的短い期間に多くの感染者が出た原因について、
医療陣がMERSに不慣れだったことや、一部の病院で救急室が混雑していたり、同じ病室に複数の患者が入院したりと感染予防措置が最適化していなかったと指摘した。患者が複数の医療機関で診療を受けたり、家族や友人が患者に付き添って病院に行くなどの習慣も原因の一つに挙げた。
 
韓国政府の防疫措置については「かなり強化され正しい措置を行っている。感染者、接触者を把握するための努力が広範囲かつ集中的で世界のどの国と比較しても強力だといえる」と評価した。

 合同調査団の共同団長を務めるWHOの福田敬二事務局長補は「どの国でも新たな感染症が発生すれば驚き、調整の期間がある。対応が良くなっていることが重要だと思う」と述べた。

 合同調査団は9日から5日間、感染者が出たサムスンソウル病院などを回り、韓国でのMERS感染拡大の実態を調査した。
 以上、

当局がMERSに対する無知(感染力弱い・2メートル範囲者隔離対象限定)と発生病院である平沢聖母病院での感染者発生を情報公開しなかったばかりに、医療機関で情報が共有化されず、平沢聖母病院の入院患者(潜在感染者)がノーマークとなり、そうした患者たちが、韓国人特有の習性(医者を信用しない)である医師(病院)を渡り歩き、全国各地の病院へ病原菌を持ち運ばせてしまった。

また、サムスンソウル病院も、5月18~20日に中東帰国者が入院し感染を確認したにもかかわらず、27日に訪れたノーマークの潜在感染者(スーパー感染者)が、大規模救急診療室で診察を受け、不明のまま29日感染が確認されるまでの2日半にわたり、救急診療室に放置され、救急治療室の患者や訪問客・見舞い客などに感染させてしまった。14日現在ソムスンソウル病院関係での2次・3次感染者は69人に達している。

当局がMERSに関係した病院名を発表したが、5日の大統領や当局の強硬姿勢からして、防疫体制の世界の常識を持つWHOが9日から調査に入ることを念頭に、7日発表したものと見られる。5日のやり取りは、「ソウル市長はMERSと戦い、大統領はソウル市長と戦っている」と揶揄されるほどだった。(5日には韓国病院連盟の感染患者がいる病院名公表の記者会見を、事前察知した当局が数度にわたり弾圧し公表されなかった)

こうした当局の隠蔽は、5月18日~20日サムスンソウル病院に中東帰国者が入院していたことへの風評被害を避けさせるためだったのか、それともサムスン側の依頼だったのか? 

当局のこうした情報の隠蔽により、ノーマークの潜在感染者たちがあちこちの病院へかかる中、医療機関=医師たちでさえ100%、感染者情報の共有化がなされず、27日のスーパー感染者からはサムスンソウル病院の医師たちや妊婦・健康な小学生も含め69人(6月14日現在)感染させてしまっている。

[ 2015年6月15日 ]
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