米司法当局のFIFA追求はブレーザー元理事の司法取引による内部情報にあった
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FIFA=国際サッカー連盟は9日、元理事でアメリカのチャック・ブレーザー氏を、倫理規定に違反したとして永久活動停止処分にしたと発表した。
FIFAはブレーザー氏について、事務局長を務めていた北中米カリブ連盟の資金を横領した疑いなどで、2年前にも活動停止処分を下している。
しかし、その後、倫理委員会の調査やアメリカの司法当局の情報などから「職権を利用して、賄賂を受け取るなど違法行為を繰り返し、倫理規定に違反した」として9日、さらに重い処分となる永久活動停止処分にしたと発表した。
ブレーザー氏は、FIFAの理事だった4年前の2011年に、不正を突き止めたFBI(アメリカ連邦捜査局)の捜査協力者となっていた。
今年5月、アメリカの司法当局が多額の賄賂の受け渡しなどがあったとして、組織的不正の罪でFIFAの前副会長ら合わせて14人を起訴した捜査はブレーザー氏の捜査への協力などが鍵を握っているとされている。
[ 2015年7月10日 ]
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