当局は、独自に感染病の危機警報レベルを下げることで事実上、ＭＥＲＳの終息を宣言することを検討している。警報レベルは現在「注意」で、１段階下げると最も低い「関心」となる。

　韓国では５月以降、計１８６人のＭＥＲＳ感染者が発生。３６人が死亡した。

以上、朝鮮日報

 

「１６日現在、治療中の１７人のうちMERS陽性患者は２人しかいない」ということは初耳、当局の日々発表分ではどこにもそうしたことは掲載されていない。

 

保健福祉部のHP

http://www.mw.go.kr/front_new/index.jsp

 

元々高齢者の基礎疾患入院患者への院内感染も多く、陰性になっても治療中ということだろう。しかし、陰性になったならば、ほかの病気で治療中であっても、そもそも感染治療中にカウントするであろうか。これまで陰性退院者を強く発表もしてきていた。
　また、当局も詳しく日々発表する割には、新たな隔離者数の発表をせず、隔離対象者の解除者と累計解除者数、現在隔離者数を発表している。当方で発生数を逆算するとあわない日々が多く、頭が痛くなる。
　　当然、朴政権も当局も国民も早く終息宣言を発したいだろうが、ここまで拡大し、長期化した責任はすべて政権と当局の隠蔽体質にあった。　感染の疑いの濃い韓国人(結果感染者)が中国に入国する際、香港の空港に降り立ち、バスで治癒動く入りしていた。また、サムスンソウル病院の会議に月末出席した香港の医師(結果、非感染)が帰国後咳と発熱を出したため、香港当局が６月１～２日にかけ、何回も韓国当局に病院等の感染情報開示を求めたが韓国当局は無視したままだった。ソウル市長が６月４日夜に、当局を無視し、感染者が１５００人の会合に出席していたため、会合出席者全員に自ら隔離するよう通知したと発表した。６月５日には朝鮮日報が、サムスンソウル病院で感染が拡大していると報じた。それでも朴大統領は５日、MERSは当局により完全にコントロールされていると発表し、ソウル市長を牽制した。
そうしたことから、やっと６月７日に当局から情報開示された。９日からWHOの調査も予定されていた。
最初から隠蔽から始まった韓国MERS、最後まで何故か腑に落ちない。
　　
　まさか、MERS感染拡大において、国の責任論の世論拡大を防ぐため、先だって外相会談で了承しあった明治遺産登録の徴用工問題、ユネスコの会議本番で蒸し返させたのではあるまい。　
当時、保健福祉部(省)の長官をほとぼり冷めたら更迭すると発表したがそれでチョン。国民の視線を、明治遺産登録に向けさせた可能性すらある。そうでなければ、４年ぶりに日本へ迎えての正式な両国の外相会談を開催する必要もない。MERS感染拡大では朴大統領の支持率が大幅に落ちていた。明治遺産登録のユネスコ会議本番で、朴大統領にとって支持率回復のためにもイチャモン付ける価値は十分あった。　
どんな世の中でも、裏も表もありながら時を重ねている。特に政治の世界は濃厚だ。

それにしても、ここまでWHOや世界中を心配させた韓国のMERS感染拡大、WHOの勧告を無視してまで終息宣言を出すことを検討すること自体、韓国らしいといわざるを得ない。それも本気で。
付き合いきれない国だ。

 

韓国ＭＥＲＳ感染状況推移
保健福祉部発表　午前６時現在の数値
	感染者		死亡		治療中		陰性転換退院
発表日	発生	累計	発生	累計	人数	内不安	退院	累計
7月17日	0	186	0	36	16	4	1	134
7月16日	0	186	0	36	17	4	1	133
7月15日	0	186	0	36	18	4	1	132
7月14日	0	186	0	36	19	4	1	131
7月13日	0	186	0	36	20	4	0	130
7月12日	0	186	0	36	20	5	2	130
7月11日	0	186	1	36	22	6	3	128
7月10日	0	186	0	35	26	7	5	125
7月9日	0	186	1	35	31	8	1	120
7月8日	0	186	1	34	33	9	1	119
7月7日	0	186	0	33	35	9	1	118
7月6日	0	186	0	33	36	12	1	117
7月5日	1	186	0	33	37	12	5	116
7月4日	1	185	0	33	41	11	2	111
7月3日	1	184	0	33	42	12	7	109
7月2日	1	183	0	33	48	12	5	102
7月1日	0	182	0	33	52	12	2	97
6月30日	0	182	1	33	54	13	2	95
6月29日	0	182	0	32	57	14	2	93
6月28日	0	182	1	32	59	15	1	91
6月27日	182	182	0	31	61	13	9	90
6月26日	1	181	2	31	69	13	7	81
6月25日	1	180	2	29	77	15	7	74
6月24日	4	179	0	27	85	16	13	67
6月23日	3	175	0	27	94	16	4	54
6月22日	3	172	2	27	95	14	7	50
6月21日	3	169	1	25	101	14	7	43
6月20日	0	166	0	24	106	15	6	36
6月19日	1	166	1	24
6月18日	3	165	4	23
6月17日	8	162	0	19
6月16日	4	154	3	19
6月15日	5	150	1	16
6月14日	7	145	1	15
6月13日	12	138	1	14
6月12日	4	126	2	13
6月11日	14	122	1	10
6月10日	13	108	2	9
6月9日	8	95	1	7
6月8日	23	87	1	6
6月7日	14	64	1	5
6月6日	9	50
6月5日	5	41	2	4
6月4日	6	36
6月3日	5	30
6月2日	7	25	2	2
6月1日	3	18
5月31日	2	15
5月30日	4	12
5月29日	2	9
5月28日	2	7
5月27日	1	5
5月26日	1	4
5月22日	2	3
5月20日		1

 

 

下図は、参考程度　

発生数のカウントが発表された数値から逆算しても合わないため、発生数はペインティング。

韓国ＭＥＲＳ隔離対象者の状況推移
保健福祉部発表　午前６時現在の数値
	隔離対象者
発表日	発生	減少	減少累計	現在数	隔離者累計
7月17日	3	106	16,538	155	16,693
7月16日	0	64	16,432	258	16,690
7月15日	2	90	16,368	322	16,690
7月14日	6	47	16,275	410	16,685
7月13日	0	34	16,231	451	16,682
7月12日	1	29	16,197	485	16,682
7月11日	-19	66	16,168	513	16,681
7月10日	125	216	16,102	598	16,700
7月9日	3	125	15,886	689	16,575
7月8日	229	92	15,761	811	16,572
7月7日	17	250	15,669	674	16,343
7月6日	179	254	15,419	907	16,326
7月5日	4	456	15,158	982	16,140
7月4日	7	640	14,702	1,434	16,136
7月3日	70	241	14,062	2,067	16,129
7月2日	54	267	13,821	2,238	16,059
7月1日	13	200	13,554	2,451	16,005

隔離対象者の発生数は、足し算引き算で今も発生し続けている計算になるが、当局の開示情報も、報道も隔離対象者が発生し続けているとの情報は一切ない。