アイコン VW問題でEPA、米販売のディーゼル車全車を再検査へ

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VW(フォルクスワーゲン)が米国の排ガス規制を不正に逃れていた問題で、米環境当局は、他メーカーのディーゼル車についても違法行為がなかったか調査する方針を固めたことが23日分かったと報道されている。問題は自動車業界全体を大きく揺るがし始めている。
 
欧米メディアによると、米環境保護局(EPA)はVWグループ以外が製造したディーゼル車についても排ガス規制を逃れるための違法ソフトウエアの有無を調べると明らかにした。
 EPAは、新たな調査対象を明らかにしていないが、米国ではドイツのBMWやダイムラー、米国のGMなどもディーゼル車を販売している。
以上、

今回のVWによるTDIエンジンの排ガス検査不正事件。

VWがTDIやらTSIのディーゼルエンジンを2008年には開発、ターボチャージャー、スーパーチャージャーを取り付けられた直噴ディーゼルエンジンというダウンサイジングエンジン。
VWは、軽油の燃料費安、低NOx排ガス、低燃費、出力向上、トルク向上、静寂性というディーゼルエンジンのスーパースターを誕生させたものだった。

自動車メーカーの殆どは、こうしたVWのダウンサイジングエンジン搭載車を購入して、バラバラに解体、構造をチェックしたものと見られる。プログラムにしても解読専門者を配置しているものと見られる。
当然、カーメーカー各社はテストコースも所有しており、環境規制当局の検査項目も静止状態や走行状態で、一番煩い排ガスをチェックしたものと見られる。

ところが、2009年から6年間も問題にされなかったことは異常というしかない。VW外の欧州自動車メーカーもダウンサイジング直噴ディーゼルターボ車を開発して販売しており、日本勢も韓国勢も開発して販売している。
そうしたことから、分析結果から問題ありと把握していたカーメーカーも必ずいたと思われるが、どっかの大統領のような告口外交をせず、これまで発覚しなかった。
まさか、どっかのメーカーが、VWの検査不正ソフトプログラムを、これでいいのかと逆に利用していた場合、今回EPAは、米国で販売されているダウンサイジングエンジン車全部を再検査するとしており、問題が発覚する可能性もなきにしも非ずだ。
またVWは、検査の際、5年も6年も違法ソフトを利用し続けるなど、改善措置を取らなかった技術の怠慢が今回の問題を引き起こしたものと見られる。
VWでもこうした不正プログラムを知っている極僅かな社員や外部関係者が、VWに不満を持ち始め、米EPAへタレ込んだ可能性もある。

[ 2015年9月24日 ]
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