アイコン ゆとりのない美しいNIPPON 1億人働きなさい

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韓国では、高齢者が生活のため75歳くらいまで働いている。それまで社会保険が充実していないことやこれまで蓄えられるだけの余裕のない人たちが多かったことに由来する。

そのため、不景気で求人が少なくなると仕事が減り、高齢者が競って仕事を求め、若い人たち(15~29歳)の失業率は、就職を諦めた人やニートまで合わせれば2割を超えるとまで言われている。

 日本は、社会保険制度が早くから制度化され、社会保険制度は充実している。

何でも唐突に打ち上げ花火を打ち上げるあの人は、今度は「1億人総活躍」と称して1億人働きましょうと、その花火は富士山を、エベレストを越え、宇宙まで行ってしまった。まさにロケット花火だ。

低賃金の非正規雇用制度ばかり充実させ、一方では社会保険制度が崩壊すると騒いで久しい。当然、低賃金の非正規雇用では、財源となる社会保険料(健康保険料や年金支払額)は絶対量が大幅に減ってしまう。そのうえ、少子化ときている。

おまけに国の財政は1000兆円を超え破綻状態。それも超円安シフトで企業業績絶好調下の法人税率下げ、それでも多く集まる税収増を皆公共投資拡大資金に回している。短期的には景気回復に必要だろうが、借金は財産といわんばかりの政策で先々の計画を現実的かつ具体的に明示しようともしない。美しい日本といわれる所以でもあろうか。

下記人口統計によると、1億人が働くということは、15歳から79歳まで日本人は働きなさいと国の政府が国民に対して指示したものでもある。それを推進させるための高額報酬の大臣まで任命している。高齢者については、働かなくとも国のため地方のため奉仕しなさいとでも言うのだろうか。

 打ち上げパンダ、アドバルーン、打ち上げ花火、何でもよいが、美しい日本は風景だけではあるまい。

そうこうしている間に、非正規雇用と少子化の大群が60歳とか65歳を超えてくる。その間に、消費税や法人税を上げ続けない限り税収は減り、公務員さんたちや議員さんたちの報酬だけでも税金では足りなくなってしまう。当然、社会保険はパンク。

 そうなる時期がそこまで迫ってきており、政府は国民の皆さんに対して、年金など当てにせず、79歳まで働き自らの生活費は自ら働いて稼ぎなさいと、親切にも事前に国民の皆様にお知らせしているしだい。ありがたや、南無阿弥陀仏。

 また、GDP(国内総生産)600兆円は、何をとぼけたことを言うのかと経済ジャーナリスト様はおっしゃるが、スーパー円安にすれば簡単にできること。それを可能にするのは1000兆円超の信用毀損による財政破綻にあろうか。それも予期しているようだ。

何たる美しさの日本だろうか。

言葉はどうにでも取れる。「1億人総活躍」は、予定では1億人まで人口が減るのは2040年代、高齢化率はさらに進んでいよう。その1億人が働かなければならない時代がすぐやってくるようでならない。

 

美しいNIPPON

年齢

男性

女性

人口

 

4歳未満

2,751

2,618

5,369

 

5

2,973

2,825

5,798

 

10

3,038

2,892

5,930

 

15

3,157

2,998

6,155

101,622

20

3,585

3,382

6,967

25

3,816

3,668

7,484

30

4,573

4,429

9,002

35

4,719

4,591

9,310

40

4,098

4,017

8,115

45

3,838

3,797

7,635

50

3,912

3,922

7,834

55

4,985

5,095

10,080

60

4,219

4,432

8,651

65

3,732

4,075

7,807

70

3,203

3,738

6,941

75

2,442

3,199

5,641

80

1,503

2,428

3,931

 

85歳以上

914

2,435

3,349

 

合計

61,458

64,541

125,999

 

2013年人口統計、単位:千人

 

人口比率
 

 

日本のGDP推移(名目) 円とドルベース

2010

2011

2012

2013

2014

2015

円ベース

48,238

47,131

47,511

48,012

48,788

50,073

ドルベース

549

590

595

491

461

421

・円は百億円、ドルはUS百億ドル、2015年はIMF予測値

 


[ 2015年10月 9日 ]
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