アイコン 中国訪日客にも変化

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中国の国慶節(建国記念日)に絡む大型7連休中に、多くの中国人旅行客が日本を訪れ、買い物を楽しんだ。
これまでは、東京もしくは大阪から日本に入国し、名古屋を通って大阪もしくは東京から帰国するという「ゴールデンルート」での観光・買物が中心だったが、最近はそのルートや日本を訪れる目的にも変化が現れていると中国メディアの新京報が次のとおり報じている。

 中国人の国慶節連休中の渡航先として日本は韓国やタイを抜いてもっとも人気が高かったと紹介。
さらに、日本が免税対象品目を拡大したり、査証(ビザ)発給要件を緩和したりしたことのほか、円安の影響も加わったことで、「日本が国慶節連休の最大の勝ち組となった」と報じた。
 また、中国の大型連休では6泊7日前後の日程かつ1人当たりの旅行代金が6000元(約11万2360円)程度のプランがもっとも人気だとしつつ、「日本はまさにこのスケジュール、金額で訪れるのにちょうどよい国」だと伝えた。
 さらに記事は、中国国内の各旅行代理店に対する取材を通じて、今なお東京と大阪を結ぶ「ゴールデンルート」を通るプランで日本を訪れる中国人は多いとしながらも、最近は北海道や沖縄も「独立した1つのマーケットになりつつある」と指摘している。

 さらに、かつてはあまり中国人が訪れる機会のなかった九州についても、クルーズ船の就航などによって多くの中国人が訪問するようになってきたとしたほか、京都や奈良、大阪で自由行動を望む中国人も増えつつあると伝えた。

 また記事は、中国人旅行客が、日本を訪れる目的にも変化が現れているとし、買い物だけでなく、農場や牧場での体験ツアーや温泉や和食を楽しむツアー、浴衣を着用したり、畳文化を体験したりする日本文化の体験ツアーも登場していると紹介している。
中国では「唐時代のものを見るなら日本へ」というものがあるという。このため、「小長安」(=京都)や奈良を見るために日本を訪れる中国人観光客も多くなっているという。

さらに、日本国内で開催されるマラソンなどのスポーツイベントに参加するツアーもあると紹介した。
さらに、中国の大手企業の間では「優秀な社員を日本に送り、日本でおもてなしを学ばせる企業もある」と伝え、買物一辺倒ではなく、さまざまな目的や動機で日本を訪れる中国人が増えていることを伝えている。
以上、

日本も中国訪日観光客が今も金に見えたらお仕舞いだろう。温泉や純然たる観光、宿泊やちょっとした買い物を楽しむ訪日客が増加することこそが、日本各地の経済を長期にわたり潤す。 

中国人観光客の中には、京都・奈良・鎌倉などに散在する古い神社仏閣を見て、中国では文化革命などで失われたりした建築文化が残っているとして、個人で訪れる人たちも多くなってきている。

爆買いなど一過性のものと判断したほうが良い。しかし、中国の富裕層は拡大し続けており、こうした人たちの訪日観光では高級品を爆買いすることになる。今後、日本の地方の伝統品も訪日客が購入対象になっていく。
中国観光客が少々モラル不足であっても、文化の違い、教育の違いがあり、受け入れ側の日本は、お客様は神様に徹し、上手に指摘や修正させることが必要だろう。気に入ったら、必ずリピーターとなる。それも大勢引き連れて・・・。

韓国の中国人の観光リピート率は10%台、タクシーや飲食店などでのボッタクリが悪い印象を与えているという。一部、中韓の観光業者が連携して、超格安ツァーで客を呼び込み、引率する飲食店などからバックマージンをもらって収益を上げ、客の印象を悪化させている。

日本ではこうしたことがないように普通にお客様としてもてなしさえすれば、政治対立が現実化しない限り、中国人観光客は地方へも拡散しながら増加していくものと見られる。
温泉地は特に受け入れられる可能性が高いが、ツアーの観光ルートに入ることも求められる。
当然、地方も誘客のための最大限の努力が必要。そうした努力の結果、青森県では台湾の人気ドラマの撮影誘致に成功している。当台湾ドラマは4ヶ国で放映されているそうだ。

日本の地方自治体も、いつまでもこれまでのような莫大な公共投資が続けられることはなく、今後、県民の飯を何で食わせていくのか真剣に考える時期に来ている。首長の身体はいくつあっても足りないはずだ。今時、私腹を肥やす利権屋首長など論外だぁ。


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[ 2015年10月22日 ]
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