アイコン VW排ガス不正 チーフデザイナー逃げ出す デ・シルバ氏退社

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排ガス規制逃れ問題で揺れるドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW))は6日、チーフデザイナーのワルター・マリア・デ・シルバ氏が11月末で退社すると発表した。デ・シルバ氏は退任後もアドバイザーとして、VWと関わり続けるとしている。

VW ディーゼル車の排ガス不正プログラム搭載問題9月18日米EPAにより発表され、VWはその対象車が世界で1100万台に達する表明した。11月4日には CO2にも不正があったとしてディーゼル車のほか、これまで問題なしとされていたガソリン車も含む80万台をリコールすると発表した。

こうした中、VWは膨大な対策コストがかかることから、構造改革が必要となり、デザイン部門や開発部門の縮小も考えられ、こうした状況を嫌気してデ・シルバ氏は退職するものと見られる。
デ・シルバ氏はイタリア生まれの64歳。欧州最大の自動車メーカーであるVWで2007年からチーフデザイナーを務めており、グループ全体のブランド維持の責任を負ってきた。2010年にはアウディA5のデザインでドイツ政府による最高賞も取っている。

<欧州委、CO2検査不正の有無調査要請>
 追、欧州委員会は6日、欧州連合(EU)加盟28ヶ国に対し、自動車の二酸化炭素(CO2)排出水準に関する不正がないかどうか調査を拡大するよう要請する書簡を送った。VWが4日、CO2でも不適格車が80万台あり、リコールすると発表したことによるもの。

欧州委の規制はSOxの規制より、CO2の排出量を最重要視しており、CO2の排出量を燃費計算の根拠としている。そのCO2で不正が明らかになれば、欧州委の排ガス規制が根底から揺るぎかねないものとなる。

アウディA5
アウディA5
 

[ 2015年11月 7日 ]
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