アイコン VW排ガス不正 CO2検査時オイルに軽油混入  VW不正排ガス対象車一覧/米EPA

スポンサード リンク
 

ドイツの大衆紙「ビルト」は8日、VW(フォルクスワーゲン)が、SOx(窒素酸化物)に続き、CO2(二酸化炭素)の排出量も不正を行っていた問題で、VW関係者が、「2013年から今年の春まで行われていた」と内部調査で明らかにされた話として報じている。

SOx 排出不正プログラム搭載問題の責任を取って辞任したウィンターコルン前会長が3年前に打ち出した「二酸化炭素の排出量を2015年までに30%削減する」 という目標を達成できず、上層部の叱責を恐れた現場の技術者たちが、排出量の測定の際にタイヤの空気圧を過度に高くしたり、エンジンオイルに軽油を混ぜた りして燃費をよくし、その結果を運輸当局に報告していたという。
さらにビルト紙は、今回の不正には10人以上が関与したと見られ、近く地元の検察当局が捜査に乗り出す見通しだと報じている。
以上、
 CO2の問題については、VWから11月4日、ガソリン車(98,000台)含む80万台が不適合だったと報告されている。
対 象となるのはVW、アウディ、セアト、シュコダの車両のうち、2012年以降に製造された1.4リッター、1.6リッター、2.0リッターのディーゼル・ エンジンを搭載モデルおよび、VW「ポロ」に搭載されている1.4リッターACT(アクティブシリンダーマネジメント:気筒休止機構)ガソリン・エンジン (日本仕様除く)も対象に含まれるという。

<経過>
1、米EPA(環境保護局)が9月18日、VWの2.0ℓ以下のディーゼル車に排ガス不正プログラム搭載されていたと発表した時点で、VWの前会長が対象車は1100万台に達すると発表していた。

2、EPAが11月2日、VWの3ℓディーゼル車も不正があったと発表したが、VWは不正はないと反論発表している。

3、11月4日、VWはCO2の排ガス検査で不正があり、その対象車は80万台だと発表した。

以上、上記2の対象台数がEPAの間違いであったのか、今後どれほど増えるのか、不安定な状況となっている。
3の80万台についての詳細なども不明のままとなっている。

2、については欧州自動車工業会の会長でもある日産のゴーン氏が、1について公式に「米国の陰謀だ」と発表、その横暴ぶりに米国が激怒、追加発表した可能性もある。

米EPAが発表した不正プログラム搭載ディーゼル車一覧
<影響を受ける 2.0 リットル未満のディーゼル モデル>9月18日
ジェッタ (2009年-2015)
ジェッタ Sportwagen (2009年-2014)
ビートル (2012年-2015)
ビートル コンバーティプル (2012年-2015)
アウディ A3 (2010年-2015)
ゴルフ (2010年-2015)
ゴルフ Sportwagen (2015 年)
パサート (2012年-2015)
 
<影響を受ける 3.0 リットルのディーゼル モデル>11月2日
VW  トゥアレグ (2014 年)
ポルシェ カイエン (2015年)
アウディ A6 クワトロ (2016)
アウディ A7 クワトロ (2016)
アウディ A8 (2016)
アウディ Q5 (2016)
 
VW発表のCO2不正で影響を受ける車(詳細不明) 11月4日
2014年以降製造の1.4、1.6、2.0ℓDエンジン車、ガソリン車9.8万台含む計80万台 
VW(1.4リッターACTガソリン車含)
アウディ
シュコダ
セアト

 
[ 2015年11月 9日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 
JCNET注目記事!
PR いま建設業界の求人が急増中、当サイトおすすめのワークポートが便利です。


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ