積水ハウスは、経営再建中の中堅ゼネコン「鴻池組」の持株会社の株式を３３．３％取得し、資本提携すると発表した。
積水ハウスは、大阪に本社がある鴻池組の持株会社「鳳ホールディングス」の株式の３３．３％を来年１月に取得し、資本・業務提携することで合意した。
これによって、積水ハウスは、鴻池組の持株会社の筆頭株主となり、役員２人を派遣することにしている。

積水ハウスは、これまで戸建てや分譲マンションに注力することで売り上げを伸ばしてきたが、鴻池組との業務提携を通じ、大型施設の建築ノウハウを取り込むことで事業の拡大につなげたいとしている。

一方、鴻池組は、バブル崩壊後に経営が行き詰まり、三井住友銀行のもとで経営再建を進めてきたが、積水ハウスとの提携によって受注を増やすなどして経営の立て直しを進める方針。
(大和ハウスがフジタを傘下におさめ、積水ハウスも鴻池を傘下に納めることになった。)